建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

「狭きことは楽しきこと哉」の小さな家 納谷学+新さんの千歳烏

納谷学+新さん(納谷建築設計事務所)の千歳烏山の家のオープンハウスに行ってきました。建築面積40.5平米は久々の小さな家。ですがとても楽しくシンプルライフが実現できそうな一軒です。

執筆者:坂本 徹也

別世界から舞い降りたキュービック

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古い町並みの中では異彩を放つ白い家

京王線・千歳烏山から徒歩18分、井の頭線・久我山からだと約15分というのは、駅からの徒歩圏ギリギリといったところでしょうか。納谷学+新さん(納谷建築設計事務所)の千歳烏山の家は、そんな場所にあります。このあたりは寺社が多く、住環境としては悪くないのですが、墓地の近くに住むのは抵抗があるという人には向きません。この家も、ずばりそんな立地にありました。

外観は白いキュービック。不連続に並んだ開口部のデザインが納谷さんらしさをアピールしています。寺社や竹藪が並ぶ烏山の古い町並みの中で見ると、別世界からふわりと舞い降りてきた未確認物体のようにも見え、思わず楽しくなってしまいますね。

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アクリル板と白タイルでクリーンな印象の1階

中に入ると、目の前に上階への階段。その右側にバスルーム等の水回り、左側に半透明のアクリル板に覆われた居室があります。窓はなしですが、壁からの透過光でかなり明るい。床はベージュのタイルで水回りと一体。人間はこれだけでも生活できるかもと思ってしまうほど快適です。アクリル板の壁は水回りにも使われていて、こちらも明るくて開放感のあるバスルームになっています。

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外からシルエットが見えるのではとちょっぴり心配

引き続き2階にご案内いたします!

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