230年の歴史を持つバス・ペール・エール
かのナポレオンも愛飲していたという、長い歴史を持つ「バス・ペール・エール」。アサヒビールが日本での販売を行っています。 |
瓶詰めにされたバス社のバス・ペール・エールは世界中に輸出され、フランスではかのナポレオンが、アメリカでは、江戸川乱歩の名前の由来になった小説家エドガー・アラン・ポーが愛飲していたそうです。また、あのタイタニック号の処女航海には、500ケースものバス・ペール・エールが積み込まれていたとか。私達の住む日本に目を向けると、明治時代にバス・ペール・エールを輸入していたという記録が残っています。
シンプルな赤い三角マークがひときわ目立つボトルですが、このレッド・トライアングルは、1876年1月1日に登録された英国の登録商標第1号です。記念すべき第1号になりたくて、バス社の従業員は前夜の12月31日から登録事務所の外で待っていたというエピソードまであるそうです。
このバスのレッド・トライアングルは、キュービズム時代のピカソの作品をはじめ、多くの芸術家の作品の中に見ることができます。よく知られているのが、「フォリ=ベルジェールの酒場」。フランス人画家マネがパリのナイトクラブを描いた1882年の作品です。
芸術家の作品の中にまで描かれているのを見たら、これは試さずにはいられません。
次のページでは、バス・ペール・エールを飲んでみた感想をご紹介します。