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江戸の粋を味わう桜鍋 中江【浅草】(3ページ目)

浅草にほど近い吉原大門前に江戸の粋を味わわせてくれる桜鍋の専門店があります。創業は明治38年。今年で103年目を迎える東京を代表する老舗をご紹介します!

菜々山 いく子

執筆者:菜々山 いく子

ランチガイド

これぞ下町の粋。自慢の郷土料理桜鍋

桜鍋
割下と甘味噌ダレが肉味を引き立てます。
目の前のガスコンロにセットされたのは、特製の鉄鍋に生の馬肉と野菜が盛りつけられた桜鍋。火をつけ数分経つと鍋の周りからふつふつと煮立ってきます。鍋中央にある甘味噌ダレを溶かしたら、まずは煮込みすぎないうちにお肉を召し上がれ。食べごろは両面色が変わった瞬間の半生の状態です。少し火の通ったお肉は生の時よりも風味や旨味が凝縮され、割下のキリリとした醤油の味や味噌ダレが繊維の一本一本にまで染み込んでいるよう。野菜も江戸野菜の江戸菜をはじめ、長野のしめじなど、産地から直送し鮮度にこだわったもの。中でもシラタキは市販のものではなく、桜鍋に入れたときに程よく味が染み込む太さに特別に注文したものだそう。

これぞ下町の粋を感じる東京自慢の郷土料理です。


最後の〆は絶品「あとご飯」で!

あとご飯
溶け出した旨味を残らずいただくあとご飯
お腹に余裕があればランチコースに追加してぜひお楽しみ頂きたいのが「あとご飯」(420円)です。鍋に残った割下に溶き玉子を落として強火で煮立てます。おぼろ豆腐のようにふんわりと玉子の花が咲いたら、豪快にご飯にかけていただくのです。肉や野菜の旨味が充分溶け出した割下を最後の一滴まで味わい尽くす贅沢な玉子丼。その味に病み付きになること間違いなしの逸品です。



ランチで感じる江戸の粋。美味しくてなおかつ美容や健康にも効果絶大となればこれはまず一度試す他ありません! 限定30食のランチメニューを狙うなら開店直後に伺うのが確実です。ちなみに予約はできませんので、悪しからず……。もちろんランチメニューは売り切れても他のメニューもありますのでご安心を。



中江
【桜なべ 中江】
所在地:〒111-0021
東京都台東区日本堤1-9-2
TEL:03-3872-5398
アクセス:地下鉄日比谷線三ノ輪駅より徒歩9分
都電三ノ輪橋駅より徒歩12分
地図:Yahoo!地図情報
営業時間:土・日・祝11:30~22:00(L.O.21:00) 
火~金  17:00~23:00(L.O.22:00) 
定休日:月曜
備考:ランチの限定メニューは他に「中江昼膳」(1,680円)・「桜丼」(1,050円)。単品のメニューは「桜なべ ロース」(1,700円)「馬刺しにぎり 3貫」(1,200円)など。

<関連情報>
・浅草のイベント情報
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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