渋谷の雑踏の上に輝く「天空のランプ」
屋根裏部屋をモティーフにしたカフェ attic room のオーナー五味夫妻が2006年7月末、同じ渋谷にもう1軒のカフェをオープンしました。
店名は”夜空に輝くランプ”を意味するastral lamp(アストラルランプ)。東急ハンズのすぐ向かい、オルガン坂と呼ばれるゆるい坂に建つ小さな雑居ビルの最上階に作られていますが、これがまた、きちんとした長方形ではない床や階段裏のすきまなど、複雑で無駄の多い構造を逆手にとって1軒の家に見立てたおもしろい造りなのです。
隠し部屋のような和室あり、小さな屋上あり。不揃いなでこぼこ空間の好きな人にはたいへん魅力的なカフェを、さっそくご紹介しますね。
小さな「天空の家」にともるあかり
いささか怪しげなお店も混じる雑居ビルのエレベーターに乗って8階まであがると、五味さんが古道具屋でみつけたというさまざまな和のランプ、洋のランプのほのかな光が迎えてくれました。
8階と、小さなおまけのような9階の2フロアを占めるastral lamp。この8階フロアにはカウンター席の「ソファダイニング」、書棚が作りつけられた「書斎」、大きな窓に面した「ベランダ」と、「隠れ和室」が設けられています。