を紹介します。
多くの人に好かれた「青葉」の味は、食べる人だけに感動を与えただけじゃなかった。これからラーメン店を出そう、と考えている人にも大きな影響を与えたのである。「青葉」の味を目指し、あるいは「青葉」に刺激を受けてお店を出した人が続々と登場するのである。それらのお店を「青葉インスパイア系」と呼んでいる。
「青葉」には、支店が3軒ある。これらは紛れもなく“支店”なので、まさしく「青葉」の味であり、そこから逸脱することはできない。現時点ではメニューも全く同じである。しかし「青葉インスパイア系」の店は、修行したわけでもなく、支店でも暖簾分けでもない。店主と知り合いでない場合がほとんどである。
そこが面白いところでそれらの店は「青葉」の味にしばられることはないし、そんな義務もない。だから、徐々に変化していき、パッと見、その影響すらわからなくなる場合すらある。オリジナリティが加わり、そのほとんどはいい方向に進化していると思われる。
この「青葉インスパイア系」は、今後もどんどん増えていきそうな気配がある。以下に私の知っている範囲での「青葉インスパイア系」をあげておく。ただし、そのほとんどが今では変わっているので食べに行く場合は、そのつもりで考えて欲しい。
●開店当初はよく似ていた店:斑鳩@九段下、奥村屋@松戸、和鉄@蒲田、太陽堂@西立川、傾奇者@武蔵境、辰巳や@野方、いまむら@上大岡
●多少参考にしたと思われる店:古武士@新宿三丁目、頑者@本川越