夜の撮影って難しそうと感じているかもしれませんね。でも、そんなことはありません。
月周回衛星「かぐや」も月に向かい、なにかと最近話題にもあがる月をじっくり眺めながら写してみましょう。
まずはカメラの固定がポイント
綺麗な月だと感じて撮りたくなったら、迷わず一枚撮ってみましょう。 |
月に限らず、夜景など暗いところで撮影するときに大事なポイント、それはカメラを固定することです。
なぜなら暗いものを撮影するときは、シャッターが開いている時間が長くなり、手持ちでカメラを構えていると、その間にブレが生じて、手ブレのある写りになってしまうから。
カメラを固定するのに、一番方法のは、三脚を使うこと。コンパクトカメラなら、小さい三脚でも十分です。邪魔にならない大きさの三脚なら、カメラと一緒にカバンの中に入れておくと、いざという時に重宝します。
しかし、なかなか月が撮りたいと思ったときに、三脚がない場合もあることでしょう。そんなときには、柱にカメラを押し付けたり、土台になる場所に置いたりすることで固定できます。
また、手ブレ補正機能があるカメラであれば、多少の手ブレは防いでくれるので、状況によっては、手持ちである程度の撮影は可能になるかもしれません。
満月には少し欠けますが、十五夜のお月さんです。アップでなくとも風景の中に取り入れて撮るのもいいですね。 |
街角で気軽にコンパクトカメラで月を撮ることも簡単です。手ブレ補正機能がついていればブレも軽減してくれます。 |
レリーズシャッターの代わりにオートタイマーを
せっかく三脚などにカメラを固定しても、シャッターを押すときにカメラをブラしてしまい、ブレて写ることがあったりします。そんな時一眼レフなら、レリーズシャッターというワイヤー型の延長シャッターを使うと便利です。しかし、それがなくても手ブレを回避できるシャッターの押し方があります。
それは、オートタイマーを使う方法。オートタイマーも「2秒」と「10秒」など時間を選んで設定できるようになっているカメラが多くあります。月などを撮るときには、短い設定にすればシャッターを押すときの手ブレを起こすことなく撮影ができるというわけです。
まず、月を撮るときには、カメラの固定、手ブレを防ぐようにしましょう。
次のページでは、撮影時間によって見え方が変わる三日月の場合についてです!