第一次ディスコ・ブーム!
怪奇テクノはほとんど一般化していませんが、この怪奇ディスコは当時(1976年頃)から、そう呼ぶ人が居たはずです。怪奇テクノのルーツでもあります。この時代、パンクの時代でもあるのですが、同時にディスコの時代でもあるんです。日本では第一次ディスコ・ブームと言われます。ジョン・トラヴォルタ主演の1977年の映画『サタデー・ナイト・フィーヴァー』は、その頂点と言えましょう。ソウル・ドラキュラ ハッ!ハッ!ハッ!
ソウル・ドラキュラ |
ディスコと言えば、本場アメリカのブラックでファンキーなディスコとかミュンヘン・ディスコなんですが、Hot Bloodはフランスのスタジオミュージシャン集団によるものです。言い換えれば、「ソウル・ドラキュラ」は、ブラックなリズム感よりもメロディーに重きを置いたホワイト・ソウル。このディスコ曲が日本で流行ったのは、やはり日本人が根本的にメロディアスな曲に惹かれるからではないでしょうか。特にこの時代において、黒いファンキーなものを求めている日本人は少数派だったでしょう。
当然、「ソウル・ドラキュラ」に続けとフォロワーが続出します。