なぜ身だしなみが必要なのか？　「大人のイイ男」の条件 [スーツ・ジャケット] All About

「大人のイイ男」の条件とは？

イイ男と呼べるのは、単に端正な容姿を生まれ持っている男ではない。

昔のことわざに、「姿は俗性をあらわす」というのがある。人は、身なりや何気ない立ち居振る舞いで、その品格がわかってしまうという意味なのだが、「なるほど」とうなずいてしまう言葉だ。

本当の意味での「イイ男の条件」とは、生まれもった容姿の端麗さや男であることを強調した男臭さでないことは言うまでもない。　「イイ男の条件」には人それぞれの答えがあると思うが、自分なりの美学を持って、自分を表現して生きている「生きざま」が、その条件の一つであると僕は思っている。

ただ、その「生きざま」は、先に挙げたことわざのとおり、外見や身の振る舞いににじみ出てくるものだ。つまり、みだしなみがきちんとしている男は、「生きざま」もしっかりしている「イイ男」と言えるであろう。

外見を磨くと内面も磨かれる！

外見を磨くだけでなく、マナーや身の立ち振る舞いなどの作法も身につけることも必要！

逆にこうとも言える。外見を磨くと内面（心）も磨かれる。毎朝、きちんと髭を剃り、髪を洗い、体臭や肌をケアする。きちんと服で身を装い、正しい礼儀やマナーを心得る。そうすれば内面から自然と自信が湧き、毎日がイキイキと充実してくる。これがみだしなみの魔法であり、また一人でも多くの男性にみだしなみに取り組んでいただきたい理由なのである。

特に30代以上の男性には、みだしなみに真剣に取り組んで「イイ男」を目指してもらいたいと思う。なぜならば、人生経験の長い大人の男こそ、俗性（＝素性）をあらわす身なりや立ち振る舞いに気を遣い、磨きをかけねばならないからである。

20代のような若い時には、多少身なりがだらしなくても「若いから仕方がない」で許される。しかし、年を重ね社会的な地位が上がってくれば、そういうわけにはいかない。まさに「姿は俗性をあらわす」のとおり、外見は自分の中身を映し出す鏡としてみなされる。大人の男こそ、みだしなみを真剣に考え実践することが必要なのである。それも単なる外の身なりに気を遣うだけはなく、マナーや身の立ち振る舞いなどの作法を身につけて欲しい。

イイ男は、自分の美学を表現している男

「Am I presentable? （アム・アイ・プレゼンタブル？）」英語にこのような表現があるのご存知だろうか？　日本語では「恥ずかしい格好してないか？」「人前に出ても見苦しくない体裁であるか？」などという意味だが、言葉通り「プレゼンタブル」な自分をつくるために、欧米の上流社会の男女は日夜努力してみだしなみに励んでいる。

しかし日本には、髪や肌をいたわり、爪やムダ毛に気を配るのは女性だけがするものだという風習があった。今でもそう思っている人は多いと思う。しかし時代は変わり、今は日本でも男がみだしなみに努力し、プレゼンタブルな自分を作り出す時代なのである。

「イイ男」とは、美学のある生きざまを、みだしなみを通じて洗練された姿に表現している男である。また、みだしなみによって外見を磨き、内面をイキイキさせている男である。さらには人前に出ても恥ずかしくない自分をつくるために、日々みだしなみの努力を行っている男である。

愉しんで努力し、「大人のイイ男」を目指そう

体型管理もみだしなみの一つ。体型にもその人の美学が表れる。

この「男のみだしなみ」のサイトでは、「大人のイイ男」になるための、様々なみだしなみの情報を発信していくつもりだ。

シェービング、ヘアケアといったグルーミングから、男のためのスキンケア、ボディケア、体型管理など、身なりをきちんと整えるための情報、さらには、着こなしを含めた様々な作法や女性に対するマナーなどの立ち居振る舞い方の情報を提供していきたいと考えている。

最後になったが、日本の男性諸君には古い風習に縛られることなく、もっと自由にみだしなみに興味をもち、愉しんで努力してもらいたい。そして、みだしなみをすることで心を充実させ、洗練された「大人のイイ男」を目指してもらいたい。みだしなみには、年がいくつだとか、どんな仕事をしているかとか、そんなことは全く関係ない。今すぐ、誰にでも始められる。

さあ、今日から「大人のイイ男」を目指してみだしなみをはじめよう。