ジョンストン&マーフィー
ジョンストン&マーフィーのウイングチップ。こういうベーシックな靴を一足持っていると、スーツのコーディネートも楽です。私物。 |
リーガルのホームページを久しぶりに見ると更新されており、この品番は載ってませんでした。もしや廃番・・・。
このモデルの甲革にはドイツボックスカーフが使われており、磨くといい艶が出ます。製法は耐久性に優れるグッドイヤーウエルト式を採用。かなり絞り込んだウエストも特徴です。
で、何がお気に入りかというと、トウのシェイプなんですね。おおざっぱにくくるとラウンド・トウになるのでしょうが、まるで卵のようなフォルムなんです。
木型もロングノーズではないので、トウ付近に素朴な雰囲気が漂っています。この素朴さというのはウイングチップには大切な要素だと思います。
現在では高級既製靴の枠にも入らない価格帯ですが、細部にわたってしっかり作られており、化粧でごまかす一部の海外モノとは大違い。
まさに直球勝負の質実剛健モデルです。セクシーな靴ではないけれど、長く履けそうな真面目な靴です。
メーカーの情報はこちら
【REGAL CORPORATION】
http://www.REGAL.CO.JP/
▼REGAL TOKYOについて、以前取材した記事ならこちら
チャーチ バーウッド
お気に入りのバーウッドをパチリッ! ちなみにこの靴の撮影場所はテーラー&カッターです。これまた余談ですが、床はビスポークカッターの有田さんが自分で塗ったそうです。ほんと、器用な人だなあ・・・。私物。 |
チャーチのなかではカントリー系のダブルレザーソール仕様のもので、独特のラウンド・トウが特徴です。
同じく英国のトリッカーズのカントリーよりも数段ドレッシーですね。ラバーソールではなく、あくまでもレザーソールというのがラフ過ぎず、大人のカジュアルウエアには最適です。
アッパー(甲革)は定番のブックバインダーで、独特の艶が魅力。このようなちょっとラフなウイングチップというのはコーディネートしやすくおすすめです。
合わせる場合、チノーズやジーンズが多いですが、フランネル素材のパンツとも大変相性がよく、真冬にはツイードのジャケットを羽織ったりしています。ソックスはお気に入りのハリソンのアーガイルソックスを合わせています。
サイズが若干大きいことと、アスファルトの上を長時間歩くと踵に振動がビンビン伝わるので、ソックシート(中敷き)を入れて調整しています。
チャーチの現行モデルのお問い合わせ先は、
【渡辺産業/チャーチ ジャパン】
http://www.watanabe-int.co.jp/
東京都港区南青山5-14-1
グリーンビル1F
TEL 03-5466-3454
▼「木型から見る、チャーチの魅力!」の記事ならこちら
▼「茶系ウイング・チップのススメ!」の記事ならこちら
靴の修理・調整
UNION WORKS AOYAMAの奥にはこんなストレッチマシーン? がありました。何かを塗布するわけではなく、時間をかけてのばすそうです。たしかに革にはそのほうが優しいですよね。 |
つま先の減りの早い人は新品時にスティールで補強することをおすすめします。とくに返りの悪いダブルソールには最適です。
ヒール修理をしてくれるところは多いのですが、スティールで補修してくれるところは意外と少ない。ここ、UNION WORKS AOYAMAはヴィンテージスティールを取り扱っているから嬉しい限りです。
また若干サイズが大きい場合もソックシートを入れたりして調整してくれます。逆にサイズが小さい場合(小指が当たるとか)は写真のような機械で、時間をかけて、ゆっくり革をのばしてくれます。
日頃の手入れ以外に、こういうリペア専門店をうまく利用すれば、確実に靴の寿命は延びます。
靴の修理に関するお問い合わせ先は、
【UNION WORKS AOYAMA】
http://union.tvst.com/
東京都渋谷区神宮前3-38-11 パズル青山1F
TEL 03-5414-1014 FAX 03-5414-1730
▼「美しいパーツで、靴修理を! UNION WORKS AOYAMA」の記事ならこちら