ホンダ エアウェイブのCMウォッチ!
撮影の合間の坂口親子の様子です |
タレントの坂口憲二さん、そしてその実のお父様でもあるプロレスラーの坂口征二さんとのCM史上初共演として話題を集めている、ホンダ エアウェイブのCM。
今回はそんなエアウェイブのCMストーリーの裏側を見てみたいと思います。
『登場編』ストーリー
エアウェイブで友達とドライブを楽しむ坂口憲二さん。スカイルーフ越しに空を見上げていると、リゾートマンションが視界に飛び込んできます。そのベランダには、風に髪をなびかせる美しい女性が。女性も坂口さんに気が付き、にこやかに手を振っています。うれしくなって手を振り返す坂口さん・・が、なんと隣の部屋のベランダには、柔道着で仁王立ちする坂口さんの父、坂口征二さんの姿が・・。最後は、室内から外を見渡した時の開放感とスタイリッシュで軽快に走るエアウェイブを見せる、というちょっとジョークも含んだ、なかなかユニークなストーリーです。
ところで、なぜCMキャラクターが坂口憲二さん親子なのか? そのあたりをうかがってみると、坂口さんの爽やかなイメージが、のスタイリッシュで開放感にあふれた『エアウェイブ』に乗り、自分らしく柔な時間を楽しむターゲットでもある若者像と合致することから。
そして父・征二さんは、スカイルーフによって生み出される新しい発見や驚き、コミュニケーションの楽しさを効果的に語る方法はなにか? という発想から登場が決まったとのこと。
その結果、 エアウェイブならではの新しい発見、楽しさを坂口憲二さんの爽やかさで、父親である征二さんの登場で驚きやインパクトを表現しているのです。
バックに流れている曲はシャナイア トゥエインの『up(アップ)』LAの青空と坂口憲二さんの颯爽とした表情、そしてエアウェイブの開放感を表現した曲になっています。
「撮影エピソード」
撮影は、2005年3月中旬にロサンゼルス郊外で行われました。天候にも恵まれ、まさに“空と走るワゴン”のキャッチフレーズにピッタリの雰囲気だったそうです。
坂口親子にとっては、スケジュールが忙しく年に数回しか会えないながらも、この撮影時には日本~ロサンゼルス間の飛行機も一緒で、珍しく長く親子が一緒に過ごせた時間だったそうです。「憲二」「親父」と呼ぶ会う場面も多く(あのCMの中の「親父?」というコメント、あれは坂口さんが普段言っている通りの呼び方だったんですね)、なかなか仲良し親子ぶりを発揮していたとか。なにしろ初日は憲二さんの撮影しかなかったにもかかわらず、父・征二さんは、わざわざ息子の様子を見に(!?)現場に見学にも。しかし現場は本場LAの大がかりなセットで、その様子のほうに驚く一幕もあったそうです。
ファッションにも注目!?
CMの中で最も印象的なのは、なんといっても征二さんの柔道着。2003年9月の新日本の名古屋決戦で、坂口憲二さんをセコンドにリングに上がった時の柔道着姿を彷彿とさせています。実は身長196cm(ものすごく背が高かったんですね)の征二さんに合う柔道着がなく、自前で用意してもらったものをCMでも着ているのです。
映画「トップガン」のカメラマンのカメラワークも見逃せない
今回のCMには、最新の撮影技術が駆使されています。とくに注目すべきは『トップガン』『M:I-2』『ペイチェック 消えた記憶』などで活躍する、ハリウッドのカメラマン,ジェフリー・L・キンボールさんが撮影スタッフとして参加していること。クレーンにクレーンを重ねるなど、ハリウッド仕込みの技術が生み出した斬新なカメラワークにも注目してCMを見てみてくださいね。
この取材をするまで、なぜエアウェイブで坂口親子なの? とイメージがつながらなかった気もしていたのですが、色々とお話を聞くとなるほど納得。あのCMの楽しそうな雰囲気は、まさに現場での様子そのものでもあり、仲むつまじい坂口さん親子の姿そのものだったんですね。
そしてカメラワークも確かに・・改めてCMを見ると、あの坂口憲二さんの表情はどこから撮っているの? という感じです。みなさんも、今度はぜひこんな裏話を思い浮かべながら、エアウェイブのCMを見てみてくださいね。
またこの「登場編」のCMメイキングの様子がhttp://www.honda.co.jp/AIRWAVE/ad/<で御覧になれます。
写真・情報提供 本田技研工業株式会社