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時代を彩った日本のオープンカー(1989年~)(4ページ目)

オープンカーに昔乗っていた人、今乗っている人。その楽しさを一度でも味わった人であれば、この時期きっと乗りたくなるはず。今回、ロードスター誕生から現在までの日本のオープンカー主要モデルの歴史を振り返る。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

トヨタ・ソアラ(レクサスSC)

セルシオ譲りの4.3L V8エンジンを搭載。ソアラ時代の価格は600~630万円、レクサスSCとなり6速AT化や内装、足まわりの変更等が行なわれ、価格は680万円にUP

2001年4月には4代目ソアラつまりのちのレクサスSCがデビューしました。まず、ソアラという車名ながら、こういうクルマなったことに素直に驚いたものでした。さらに、600万円オーバーという価格設定にも唸らされました。スタイリングは非常にインパクトのあるもので、高級なインテリアにも目を奪われたものです。また、高級コンバーチブル車らしい装備である電動開閉式メタルトップを採用していました。

そして、ソアラというと、もともと北米市場等ではレクサスSCとして販売されていましたが、2005年8月の日本でのレクサスの開業とともに、レクサスの一員となったのはご存知のとおり。そして、内容的にも多少の改良はあったとはいうものの、価格が上昇したにもかかわらず、販売台数が一時的に激増したというニュースにも驚かされたものです。

ダイハツ・コペン

アクティブトップのほかにも、手動で取り外しが可能な軽量ルーフを採用したデタッチャブルトップ仕様を設定。デビュー当時の価格は149万8000円

2002年6月には、話題作コペンがいよいよ発売されました。このクルマ、すでに1999年の東京モーターショーで「KOPEN」として披露されていたものが、次回の2001年にはなぜか「COPEN」として出品され、そしてほとんどそのままのカタチで、けっきょく「COPEN」で市販化されました。車名がシャレの効いた、軽(K)のオープン(OPEN)で「KOPEN」はなく、一般的な「COPEN」とされたことは、ちょっと残念な気もしましたが……。

さてこのコペン、前で紹介したABCが消滅した現在、軽カー界で唯一の「スペシャリティ」を感じさせるモデルです。ミラがベースのため前輪駆動であるのはいたしかたないですが、軽自動車初となる電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を装備し、手軽にクーペ→オープンに変身できるところは大いに魅力的です。現時点で唯一の、「軽自動車であることに媚びない」キャラクターを持ったクルマだと思います。

まだまだ出てくるオープンカー

クーペに1年あまり遅れて発売されたロードスター。ちなみに北米ではフェアレディZ全体における販売比率は約4割にもなるという

また、2003年10月には現行Z33フェアレディZのロードスターがデビュー。2005年8月にはロードスターが3代目にモデルチェンジ。さらに2007年7月には、イギリス仕様車を限定1500台を逆輸入するという形で、マイクラC+Cが限定発売されるなどして、現在にいたります。マイクラC+Cはもう在庫が残り少なくなっているようですが、まだ間に合いますよ!
2007年秋にレポートしたマイクラC+Cは、2008年3月現在、かなり残り少なくなっているようだが、まだ買うことができる!
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