カーメンテナンス/車の洗車・室内清掃

これからは洗車もエコで!

何かと環境問題が取り沙汰されるご時世だけに、日頃の洗車の際にもエコロジーな方法を選択してみてはいかがでしょうか? 今回紹介するのはそんな地球環境にも優しく、作業効率アップにも効果的な洗車術です。

執筆者:宮島 小次郎


洗剤を全く使わずに、水だけでOKなエコ洗車とは?

 洗車イメージ
オーストリアの繊維メーカー、ENJO社のガレージグローブを使えば、洗剤を全く使わずに水だけで洗車ができる
カーシャンプーを泡だて、スポンジで汚れを洗い落としてと、普段何気なく行っている洗車ですが、洗剤の泡が下水に流れ込んでゆく様を想像すると、決して環境にいいことをしているようには思えませんね。そうはいっても、あまりにも汚いままクルマを放置しておくのも、やはり気持ちがよくありません。

そこで、今回取り上げるのが、カーシャンプーなどの洗剤を使わずにクルマをきれいに洗うことができるちょっとエコな洗車のススメです。洗剤を使わないエコ洗車で使用するのは、特殊なマイクロファイバーを用いた洗車用のグローブ、「ガレージグローブ」です。

ガレージグローブ
ENJO
ガレージグローブ
価格/5250円
問/日本ENJO
これはオーストリアの繊維メーカー、ENJO社が生産している製品で、ENJO独自の超極細のマイクロファイバーのクロスをベースに、洗車などの作業がしやすいようグローブ状に仕立てたものです。ENJO社では、このガレージグローブ以外にも、キッチンまわりやバスルーム、フロアなど家庭での掃除に適した様々なマイクロファイバーのクリーニング用品をリリースしています。

マイクロファイバーは、最近では洗車後の水分の拭き取りなどで用いられることも多いため、ご存知の方も多いと思いますが、さすがにこれだけでクルマのボディに付いた汚れを落とすのは難しいのでは? と思うかもしれません。では、一般的な洗剤とスポンジを用いた従来の洗車では、どのように汚れを取り除いているのでしょうか。

まず、一般的な洗剤には、界面活性剤と呼ばれる成分が含まれており、これによって油汚れなどを浮き上がらせる効果があります。また、埃や砂などの大きめの汚れは、泡立てた気泡の中に取り込むことで、やはりボディの表面から浮かせて洗い流しやすくする効果があります。

ただし、これらはボディ表面の汚れを落とすことはできますが、細かい隙間に入り込んだ汚れを十分に取り除くことはできませんし、洗浄後にしっかりとすすぎができなければ、洗剤や汚れが残ってしまうことにもなります。

グローブアップ
ガレージグローブはウールのような肌触りの非常に細かい起毛素材でできている。もちろん、洗って再使用が可能だ
これに対して、ENJOのマイクロファイバーは水と併用することで、油汚れをしっかりと取り除くとともに、超極細の繊維が細かなデコボコにまで入り込むことで、細部の汚れをかき出すことができるのです。また、浮き上がった汚れは、繊維の中に取り込まれるため、塗装面を傷つける心配はほとんどないといいます。

次ページでは、実際に使用した印象をレポートします
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