トヨタ

更新日:2008年03月21日

新世代エコカーiQにトキメキはあるか?

2008年中の市販化が見込まれるトヨタの「iQ」は、ハイブリッドではなく、ボディを小さくすることで燃費を追求している。「スマート」並みのサイズで4人乗りを実現したこのモデル、果たして売れるのだろうか?

「ボクは買わない」

iQインパネ
コンパクトボディと大人3名+子供ひとりの居住性を両立させるため、さまざまな新技術を導入している

ヨーロッパ仕様に搭載されるエンジンは、2種類のガソリンエンジンとディーゼルエンジンだという。常識からすればヴィッツに搭載される3気筒の1リッター/1.3リッターのガソリンエンジンと、1.4リッターのディーゼルターボが有力。

ただ前述通り新設計のトランスミッション(日本向けはCVTか?)であることを考慮するなら、もしかすると新世代エンジンとなる可能性を捨てきれない。

iQシート
前席のシートを薄型化することで後席のレッグスペースを確保。助手席前のインストルメントパネルを大きくえぐっているのも特徴的だ

燃費も市街地から高速道路までトータルした「欧州モード」で、プリウスのリッター23kmより1kmほどいい24kmと優秀。信号待ちが多く組み込まれている日本の10・15モード燃費では「既存のコンパクトカーと比べてそれほど差がない」ということも考えられるので、ヴィッツでデータ蓄積してきたアイドルストップ機能を装備してくる可能性大。

気になる販売価格は130万円から150万円となりそう。VSCなどの安全装備などを完備してくるとしても、サイズなどから考えれば割高だと感じるユーザーが多いか? 自動車専門誌などの扱いを見ると、なかなか好評。先進的なコンセプトや「小さいけど高品質」というプレミアム性、スタイルなどが高く評価されれば売れるに違いない。

興味深いことにiQを高く評価する人に「出たら買いますか?」と聞くと、皆さん口を揃えて「ボクは買わない」。私もプリウスの時のようなワクワク感がありません。もちろん買わないと思う。よほど上手にアピールしない限り日本じゃ売れないかな、と考えます。

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国沢 光宏

各種自動車専門誌で、新車記事とインプレッションを広く深く掘り下げ多数執筆。

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