レディースファッション/ファッションショップ情報

不遜なまでにゴージャス&エレガント DRESS CAMPの鮮烈なプレゼンス(2ページ目)

4月8日、ドレスキャンプの2005-2006秋冬コレクションが開催された。脳の刺激中枢をレッドゾーンにまで振り切ってしまうような、驚くべきショーの内容。そして圧倒的なフィナーレ。

執筆者:森田 剛


前例のない服、二度と再現されないのが惜しい夜...

カシメをうった皮革ジャンとカシメをうったツィードのワイドパンツ

これだけビカビカのゴールドを使い、しかも動物愛護が叫ばれるなかリアルファーをふんだんに使った服は、自分のセンスに合わないと見る向きもあるだろう(私にもその傾向はある)。

しかしこれだけ“ぶっとんだ”“ぶっちぎれた”感のある服にはなかなかお目にかかれない。

重要なのは、これはクリエーターの表現として、完全に自立しているという点にある。
前例のないものを作る、クリエーターの表現欲求がダイレクトに感じられる時、センスに合う合わないに関わらず人は感動するのだと思う。


フリルのついた“カトレアとドラゴン”のドレス、ミギュエルによるハンドクラフトのパーツがついた角バック

華美でありながらストリート感覚を失わない服。

ドレスキャンプならではの微妙なバランスには、ベースの部分で“美しいもの”への感受性の高さが感じられる。

写真のドレスは“カトレアとドラゴン”のプリントが入り、ドレスの形自体もカトレアの花の柔らかく揺れるさまを彷佛させる。

このブランドは、アナーキーなまでに美しく存在することを求めるブランドなのかもしれない。


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