カナダが誇る秋の絶景！「メープル街道」ガイド(2ページ目)

メープル街道へのアクセス、街道での移動手段

メープル街道のルート上には、カナダ最大の人口を抱えるトロント、2番目に人口の多い都市モントリオールがあり、発着便の多さなどから、この2都市をゲートウェイにするのが一般的。特にケベックシティとナイアガラを除き、ほとんどの見どころがトロントからモントリオールの間にあるので、トロントからモントリオール、またはその逆のルートで、陸路を移動しながら観光する行程が一般的です。

観光中の陸路移動はバスまたは車を利用するわけですが、カナダ東部ではVIA鉄道がトロント、オタワ、モントリオール、ケベッ クシティといった都市を結ぶコリドー号という列車を運行しています。車窓を流れる紅葉の風景も旅情たっぷりで、これもメープル街道の楽しみの一つ。パッケージツアーでも組み込まれたものがよく見受けられます。

この陸路での移動ですが、ローレンシャン高原のように列車でのアクセスがなく、バスの便が良くない場所もあるので、ツアーに参加しない個人旅行の場合は、レンタカーの利用がベスト。但し、ケベッ ク州はフランス語が公用語なので、道路標識もすべてフランス語。ちょっと注意が必要です。

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メープル街道の気候、紅葉の見ごろ

全長800kmにも及ぶエリアなので、場所によっても紅葉の見ごろの時期は異なりますし、その年の天候にも左右されますので、見ごろの時期を言い当てることは非常に難しいのですが、大まかに言って9 月最終週から10月の第二週がピークといえます。通常紅葉前線はメープル街道の中で最も標高の高いモン・トランブランから始まり、ついで緯度の高い順にケベックシティ、モントリオール、オタワ、トロント、ナイアガラというように順に進みます。大きく時期を外さなければ、メープル街道のいずれかのポイントで、旬の紅葉を見られるでしょう。各ポイントでの紅葉の見ごろについては、次の項目「メープル街道の見どころ」を参照してください。

天候は日本よりも1ヶ月から1ヶ月半程度早い季節の進み具合と考えると良いでしょう。10月に入ると、最高気温が15度を超えることも少なくなり、朝晩は氷点下になることも珍しくありません。特に標高の高いローレンシャン高原では、昼間でも気温が10度に満たない日も珍しくありません。晩秋というよりも冬と考えて、相応しい装いをお忘れなく！