出産後の女性の働き方に3タイプ
28歳で第一子を生み、31歳で第二子を生む場合の機会費用はどれくらいになるでしょう?
その場合の女性の働き方の選択には下の3つがあります。
ほかにも、ずっと専業主婦になるという選択もありますが、それは触れられてはいません。
<1> 育休制度を利用して同じ企業に復職する
<2> 第一子出産で退職し、第二子出産後に別の企業に再就職する
<3> 第一子出産で退職し、第二子出産後にパートとして再就職する
そもそも、大卒女性が定年(60歳)まで勤務した場合に得られる賃金は、2億5,400万円+退職金2,270万円=2億7,700万円です。この数字との比較で、見てみましょう。
<1>育休後復職で▲1910万円
育休制度を利用して同じ企業に復職する場合、生涯所得で見た逸失額は1,910万円。
この場合、勤続年数の面では休業期間があるため退職金の算定において不利となる一方で、賃金の上昇が休職しなかった場合と比べて2年遅れつつも、定年までの間に着実に賃金が上がっていくため、結果として逸失率は6.9%にとどまるという試算です。
(平成17年度版「国民生活白書」より)
<2>出産退職し第二子出産1年経過後に再就職すると▲5880万円
第一子出産で退職し、第二子出産1年経過後に別の企業に再就職する場合の所得逸失額は5,880万円。逸失率は21.3%になります。
同じ企業に復職する場合と比べ、経験年数がゼロから再スタートになり、賃金カーブが下がるとともに退職金も低くなるため。
なお、出産後3年経過してから再就職をする場合の逸失率は25.2%、6年では35.9%と、機会費用は広がります。
(平成17年度版「国民生活白書」より)