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月収15万円の人が考える医療保険(2ページ目)

もし病気になって入院や手術をし、治療費等に100万円かかることになったらどうしますか?貯金がありますか?親から借りますか?それとも治療することを止めますか?

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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どのようにして保険料を払っていけば良いの?

保険料を払っていけるかな?
保険料を払っていけるかな?
「月収15万円では月々3000円も払えない」と嘆く人もいるかと思います。確かに15万円から家賃や食費、光熱費に携帯電話代などを使っていくと余裕はないのかも知れませんが、今まで生活してこれたのであれば何とかなるはずです。

大事なのは、支出の中の優先順位です。家賃や光熱費などはどうしても必要なので最優先ですが、家賃は多くても5万円(収入の33%)にしておかないと毎月の生活は当然苦しくなります。そして、次に保険料を優先してもってきて、残ったお金で生活をしてみては如何でしょうか?

また、15万円から3000円を捻出するということは全ての支出を2%ずつ節約していけば良いのです。例えば、昼食代に800円使っているとしたら、これからは784円以下にしてみて下さい。飲み物も定価で買わずにスーパーで買えば2%以上安くなるはずです。ATMの時間外引き出しによる手数料105円は極力避けましょう。

チリも積もれば山となります。細かいお金も大事に使ってみて下さい。

どのような保障を確保したら良いの?

近い将来結婚して世帯収入が大幅に増える可能性が高いようであれば、それまでの期間を重点的に確保しながら、将来に向けても対応できるような内容にしておくと良いかと思います。当面今の生活が続く可能性が高いようであれば、長く続けられるような内容にしておく事が大事になります。どちらの場合も、もしもの時に安心できる内容であることは大事ですが、月々の保険料負担が限られる為、保障はシンプルな内容が望ましいです。

保障の大きさは、入院給付金日額5,000円を目安として考えてみると良いです。日額5,000円でも30日分受取ると月収と同じ15万円になります。

■月々3000円で女性特有の病気が重点的にカバーされた終身の医療保険を確保する場合
保険料払込期間を終身に設定すれば、病気やケガでの入院給付金日額5,000円と、女性特有の病気等の時には5000円上乗せして1万円になる医療保険を確保することができます。手術保障も付けられます。

■月々3000円で終身保障のしかも掛捨てでない医療保険を確保する場合
保険料払込期間を70歳くらいに設定すれば、病気やケガでの入院給付金日額5,000円と、手術保障を確保することができます。この内容だと、将来もし解約した時には、解約返戻金(40年後だと支払った保険料の60%程度)が戻ってきます。
※解約すると保障も終了します。

■とにかく保険料を安くして医療保険を確保する場合
幸せな生活が一番!
幸せな生活が一番!

保障期間・保険料払込期間をともに10年とすれば、月々1000円台で病気やケガでの入院給付金日額5,000円と、手術保障を確保することができます。このタイプは更新型になり、更新のたびに保険料は上がっていくので注意が必要です。将来収入増が見込めたり、結婚等で世帯収入の増加が見込めたりする人に向いています。
※保険会社によっては、月々の保険料に下限を設けている場合があります。


30歳ともなれば立派な大人です。両親や友人、同僚などに迷惑をかけることのないよう、そして何よりも自分の将来のために安心できる保障を確保して、幸せな生活を送っていきましょう。

【関連リンク】
2分でわかる医療保険の基礎!(All About 医療保険・医療費)
医療保険って何を保障してくれる保険なの?(All About 医療保険・医療費)
医療保険の特約って何を保障するの?前編(All About 医療保険・医療費)
医療保険の特約って何を保障するの?後編(All About 医療保険・医療費)
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