着ていく服で
印象が左右される!?

実の親ならあまり気を遣わないけれど、夫の家族や親戚と顔を合わせるとなると、自分がどう見られているかやっぱり気になるもの。少しでも良い印象を残したい、そんなとき、どんなポイントに気をつけるべき？

日比「ファッションが人に与える影響は想像以上。何を着ているかで、相手の対応は変わってくるものなんです。少しでも良い印象を残したいのであれば、親側の気持ちに立ってコーディネイトを考えて」

どぎつい色彩やトレンドを追いすぎたデザイン、露出の多い服がTPOにふさわしくないのは想像できますが、地味すぎるファッションにも要注意。

日比「ワントーンで無難に地味にまとめてしまうと、気を遣っていないような印象を与えかねません。つい無難な色を選んでしまいがちな人は、顔映りの良いカラーを選んだり、小花柄などエレガントなパターンを選ぶのも良いでしょう」

コーディネイトだけでなく、清潔感があるかどうかも、チェックされるポイントに。

日比「どんなに素敵なコーディネイトでも、シワが目立ったり汚れが落ちていなかったりすると、それだけでイメージダウンにつながります。清潔感が感じられないばかりか、アイロンがけやお洗濯が得意じゃないのかしら、なんて思われてしまうかもしれませんよ」

好印象間違いなし！
シーン別コーディネイト術

それでは具体的に、どんなファッションを着ていけばよいのでしょうか？『夫の実家』と『夫の親戚との外食』のシーン別にご紹介します。

▪️夫の実家へ帰るときは、ほど良いかっちり感と清潔感がポイント

日比「帰省をするときは、ネイビーのジャケットで程よくきちんと感を出すのがおすすめ。パンツは調和の色や癒しの色と言われるグリーンのサテンワイドパンツを」

日比「サテン素材はほどよい光沢感がありながら、きちんと見えする便利な素材。帰省時の新幹線や車など長時間の移動でもシワが目立ちにくいのでおすすめです」

きちんと感のあるファッションのなかにも、自分らしさやトレンド感をプラスしたいときは、アクセサリーや素材で取り入れると、やり過ぎ感がなくてOK。今回は、トレンドのパールボタンをアクセントにしたジャケットをチョイス。アクセサリーはパールがおすすめですが、あえてネックレスではなくイヤリングで取り入れることで、フォーマル感が和らいでぐっとこなれた雰囲気に。

▪️夫の親戚と外食するときは、ベージュワンピで親しみやすく

日比「親戚とのお食事の席には、上品なカシュクールワンピースを。カラーは、和やかなムードを演出するコミュニケーションカラーのベージュがおすすめです」

日比「リボン結びにしてしまうと可愛く見えすぎてしまうので、片結びで大人っぽさやこなれ感を演出して。足元はパイソン柄のパンプスを。足元までベージュや無地で揃えてしまうと、全体的にメリハリのないのっぺりとした印象に。パイソン柄をもってくることで、大人っぽくスタイリッシュな雰囲気に。さり気ない気遣いが好印象につながりますよ」