小川 義文

車・写真撮影 ガイド 小川 義文

おがわ よしふみ

自動車写真の第一人者。広告写真では日本雑誌広告賞など多数の受賞歴がある。自らの写真論をまとめた「写真家の引き出し/幻冬舎」など著書も多数。公益社団法人日本広告写真家協会正会員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。

ガイドからの挨拶

車好きなら自動車写真にも興味があるはずです。優れた自動車写真とはどういう写真を指すのでしょうか。それが分かるようになれば、実車の見方も変わってくるはずです。撮影者の視線のあり方や撮影の工夫などを知れば、もっと写真を楽しく自在に読む(鑑賞する)ことができるようになります。自動車写真の面白さは、車の背後に潜む時代のイメージを読み取り、車の存在理由を追求することにあります。それが小川義文流自動車写真の秘密なのです。一歩踏込んで自動車写真を鑑賞し、その妙味を理解しようとするには、見る側にもそれなりの知識やコツが要求されます。車は(特にスポーツカー)人間の生んだデザインの中で最高傑作のひとつだと言えるでしょう。ここに掲載された写真を鑑賞しながらみなさんと車の「美」に触れてみたいと思います。いままで何げなく愛車を撮ったり、自動車雑誌の写真を眺めていた方も少なくないと思います。車の本質的な美しさが理解できるようになれば、自動車趣味の楽ささも倍増するはずです

経歴・バックグラウンド

東京生まれ。1982年テレビ局勤務後、写真家の道へ。83年に自動車雑誌NAVI創刊と同時にメインフォトグラファーとして参加。現在では自動車写真の第一人者として活躍中。日本雑誌広告賞など多数の受賞歴がある。

主な写真集に『Tokyo Days/湖書房』『松任谷由実 South of the Border/ソニーマガジンズ』『The Engine Ferrari 365GT/二玄社』『LFA/LEXUS』。写真論をまとめた「写真家の引き出し/幻冬舍」などがある。

趣味のラリー活動は広く知られている。パリ・ダカールラリーやロンドン・シドニー・マラソンなど多数出場。2007年、2008年はポルシェ・チームからトランスシベリアラリーに挑戦。2年連続ベスト10入賞を果たす

経営・所属している企業・団体・協会