神戸空港開港初日 現地から速報レポート!

2006年2月16日、神戸空港が開港しました。バレンタインデーよりも楽しみにしていたガイドは、開港日早朝の羽田空港発のスカイマークエアラインズ（以下スカイマーク）一番機に搭乗しました。機内での様子、開港日の神戸空港の様子などを、早速現地からお届けします。

スカイマークの第1便に搭乗

新型機ボーイング737-800で羽田＝神戸線を運航するスカイマーク（写真提供：スカイマークエアラインズ）

ガイドが搭乗した便は、開港日から1日7往復を運航するスカイマークの101便（羽田6:50発）。羽田＝神戸線の就航と同時に投入した、ボーイング737-800型機は神戸に向かって、定刻の6:50にゲート離れ、7:09に離陸しました。

スカイマークでは、2006年2月1日以降、機内ドリンクサービスが廃止されていますが、就航初便という事で、神戸の洋菓子「アンテノール」のお菓子と神戸ワイン（赤）が機内でサービスされました。すごく得した気分です。機内は、マスコミ関係者、航空ファン、ビジネスマンと様々な人が搭乗しており、いつものフライトに比べて、カメラのシャッター音が頻繁に聞こえていました。

実際の飛行時間は羽田から約1時間

神戸空港の展望台には朝から沢山の人が訪れていました。

機内のアナウンスでは飛行時間は約65分とのことでしたが、離陸の57分後の8:06に着陸しました。あいにくの天気で着陸の数分前まで景色が見えませんでしたが、着陸の直前に、Ｊリーグ、ヴィッセル神戸の本拠地である「神戸ウイングスタジアム」が機内から見ることができるなど、伊丹空港や関西空港に着陸するのと違った景色を楽しむことができました。

着陸をすると、機内から展望台に沢山の人を見ることができました。開港ならではの風景です。また隣のスポットには、ガイドの搭乗した便より数分早く、神戸空港に最初の定期便として到着したANAのボーイング767型機（「OPEN神戸」が施された塗装の機材）を見ることができました。

挽きたてのコーヒーの香りでお出迎え

コーヒーの匂いで神戸に来たことが実感できる、到着ロビーに向かう階段

神戸空港では、他の空港にはないユニークなお出迎えがあります。それは挽きたてのコーヒーの香りです。飛行機を降りて、2階から1階の到着ロビーに向かう階段付近（東西2ヶ所）に、空港に降り立った時に神戸らしさを実感してもらう為に、挽きたてのコーヒーの自然な香りを再現する香り装置が設置されています。

香り装置は、神戸市に本社を置くUCC上島珈琲の技術により、専用のコーヒーフレーバーに風を送り込むことで、香りを拡散される仕組みになっているそうです。実際に体験しましたが、ほのかなコーヒーの香りが漂っていました。

到着ロビーでは記念品とチューリップが配られる

到着ロビーで開港を祝うブラスバンド演奏

到着ロビーでは、神戸空港開港の記念品とチューリップが配られ、ブラスバンドの演奏で迎えられました。多くのマスコミ関係者が集まるなど、祝賀ムードの到着ロビーでした。預けた荷物のターンテーブルは2つ設置されており、到着ロビーもコンパクトにまとめられています。

到着ロビー前にはコンビニ（ファミリーマート）があります。更にレンタカーの受付とインフォメーションカウンター（総合案内）が到着ロビーを出てすぐ左にあり、リムジンバスは到着口を外に出て左にバス停があります。

ターミナルビルと「ポートライナー」は至近距離

神戸空港ターミナルと「ポートライナー」神戸空港駅の連絡通路はたったの10m

多くの人が利用する、新交通「ポートライナー」の神戸空港駅は、ターミナルの2階から連絡通路を使って直結しています。

到着時には、一旦エスカレーターで2階に上がり、連絡通路を通って駅に行くことができます。連絡通路と言ってもたったの10m。実際に歩いてみましたが、目と鼻の先の距離です（開港日は混雑緩和の為、駅からターミナルまでの一方通行でした）。伊丹空港の大阪モノレール「大阪空港駅」、関西空港のJRや南海電鉄の「関西空港駅」に比べて、格段にターミナルビルから駅までの距離が短く、荷物があっても楽に移動できます。またポートライナー三宮駅とJR三ノ宮駅の乗り換えもスムーズでした。

次のページでは、ターミナルの中にスポットを当てます。