結婚式・披露宴マナー/祝電・お祝い電報

電報屋さんに聞く! 失敗しない祝電

心温まる祝電には、送り先の方との思い出など、個別のエピソードが大事です。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

イラストを使ったオリジナリティあふれる電報が人気のお祝電報・結婚電報の「文亭:ふみてい」。そこでアドバイザーを務める田村さんに、失敗しない祝電のポイントや素敵な例文を教えていただきました。披露宴に出席できなくても、心温まるメッセージは伝わります。

失敗しない祝電のために気をつけるポイント

必ずしも美しい文章である必要はありません。贈る相手に話しかけるように!画像提供:「文亭:ふみてい」(http://www.fumitei.jp)

必ずしも美しい文章である必要はありません。贈る相手に話しかけるように!
画像提供:「文亭:ふみてい」

結婚式などお祝の席の祝電で、田村さんが残念な気持ちになるのが「同じ例文の祝電が2通以上読み上げられてしまったとき」だそうです。

会社の上司や取引先、お世話になった方、一番の親友など、その方にとってとても重要な立場の方から届けられた祝電は、たとえ祝電文がほとんど同じ内容であったとしても、新郎側・新婦側のバランス上、披露しないわけにはいかない場合があるため、特に注意が必要です。

ご両親や親戚一同、そして出席されている方々に「手を抜いたぞんざいなイメージ」をもたれてしまっては、せっかく贈った祝電が意味のないものになってしまうどころか、かえってマイナスになってしまう可能性すらあるのです。


世界に一つのお祝のメッセージを

心温まる祝電には、送り先の方との思い出など、個別のエピソードが大事です。画像提供「文亭:ふみてい」(http://www.fumitei.jp)

心温まる祝電には、送り先の方との思い出など、個別のエピソードが大事です。 画像提供:「文亭:ふみてい」

では、どのような祝電にすれば良いのでしょうか。せっかくお贈りする祝電ですから、ご両親や親戚一同、出席されている方々にもどのような関係であるのかが伝わるような、お贈りする相手との懐かしいエピソード、思い出を織り込んだものが望ましいでしょう。

そのためには、お贈りする相手のことを考える時間が必要です。忙しい方は特別に時間を作るのは難しいかもしれませんが、細切れの時間等を使って様々なエピソードなどを思い出して、その時どう思ったのか、何を感じたのかを思い出してください。その相手を思う心こそがお祝いをする気持ちをきちんと相手に伝えられる、贈る相手とあなただけの「世界に一つのお祝のメッセージ」になります。

田村さんからも「必ずしも美しい文章である必要はありません。贈る相手に話しかけるような感じでも良いでしょう。ぜひ挑戦してみてください。」とアドバイスをいただきました。

心温まるメッセージの例

 
■親族から
○○ちゃんへ
発表会のときに「良かったよ!」と言ったら、「ほんとう?」と聞く眼がキラリと光っていたのを覚えています。そして、もう結婚、、、。以前にも増してまぶしいほどの光り輝く眼をしているのでしょうね。○○ちゃんの輝かしい未来を遠方より心から願っております。

■友人へ
○○へ
小学校からいっしょだから、たくさんの思い出がありますね。今日からは夫婦でたくさんの思い出をつくってください。そして、子供ができたら、今度はお互い子供連れで、いっしょに思い出をつくりましょう!ご結婚おめでとうございます。これからもよろしくね!お幸せに!

○○へ
俺が落ち込んでいるときに「よっ!」と訪ねてきてくれて、涙が出るほどうれしかった。そんなお前が選んだ人だから、素晴らしい人なのはわかっている。結婚おめでとう!

■同僚へ
○○ちゃんへ
結婚しても、たまにはいっしょに遊んでね!私には未知の世界なので、今後は結婚生活の先輩として、いろいろと教えてください。私も良い人が見つかるようにゴール目指して頑張るぞー!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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