シンプルライフ/モノを減らす・片付ける

本をためこまないシステム

ついついためこんでしまう本を、「売る」「あげる」「寄付する」など目的別に、うまく家の外に出すシステムとは?

金子 由紀子

執筆者:金子 由紀子

シンプルライフガイド

ついついためこんでしまう本を、「売る」「あげる」「寄付する」など目的別に、うまく家の外に出すシステムとは?
必ずラベルを貼るのがコツ!

なかなか出ていかない本

雑誌やコミック、単行本、文庫本‥‥本は、服と並んで、ついついためこんでしまうものの双璧をなしています。特に、読書好きな人、仕事でたくさんの本が必要な人にとっては、部屋の面積を圧迫する本の増加は、つねに頭を悩ませる問題の一つです。
たいがいの人にとって本は、そうそう何度も読み返すわけではなくても、愛着があって捨てられないもの。もう読んだからといって、本をゴミ箱にポイっと捨ててしまえる人はあまりいません。できれば、何らかの形で役立てたい――本好きな人は、そう思っているでしょう。

本の処分は厄介!

不要になった本のいちばんの行き先は「古本屋」という人が多いようです。また、本好きな友達や家族に「あげる」という人もいるでしょうし、学校や公共施設に「寄付する」という人も少なくありません。
いずれにしても、「選別→分類→梱包→発送」という、なかなか複雑な手順を踏まないと実行に移せないことが、本をためこんでしまう原因になっています。本ばかりでなく、「今あるものを外に出す」ことは、簡単そうに見えて、なかなか厄介なのです。

普段は布などを掛けてね

ガイドの不要本排出システム

いかにして部屋の中の本を減らすべきか、長年考えてきたガイドの最近のやり方は、以下の通りです。

まず、スーパーの隅に立てかけてある「2リットル入りペットボトル×6」が入っていた段ボールと、何も書いていない紙のラベルを用意します。
ラベルの表面には、自分の本の処分方法に従って「売る」「あげる」「寄付」などと書いて貼ります。

この段ボールを、普段から本棚の近くに置いておき、本を読み終わったら、その本にふさわしい行き先のラベルの貼られた箱にポイ。また、本が本棚からはみだしそうになったら、軽く仕分け作業をして、いずれかの箱に入れていきます。段ボール箱は、むき出しにせず、きれいな布を掛けるなど、少々カムフラージュしておいた方がいいですね。箱がいっぱいになったところで、箱に封をして、搬出作業に取り掛かりましょう。

この段ボールがおすすめ!

ここで「2リットル入りペットボトル×6」の専用段ボールと指定したのにはわけがあります。本は紙でできていますが、紙って意外に重いのです。引越しで箱詰めした本を運んだ経験のある方ならおわかりでしょうが、本をぎっしり詰めた段ボール箱の重さときたら、屈強の引越し業者もイヤがるほどです。

これが、小さめの段ボールにしておけば、女性でも楽に持ち上がるし、ペットボトル用の段ボールの多くは、両側に持ち手の穴も開いていて、とても運びやすいのです。宅配便で送るにしろ、クルマまで運ぶにしろ、とても便利!

「とっておく」本はなるべく部屋の外へ

もちろん、どうしても処分できない、愛着のある本まで、ムリに処分することはありません。しかし、処分できないけど、しょっちゅう取り出して読むこともない本というのは意外に多いので、そんな本はなるべく生活空間の外に移しておいた方が、部屋はスッキリするでしょう。

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