子どもと一緒に! と親子留学をする人が増えている。留学をそれほど「特別なこと」と思わない世代が親になったのだから、自然の流れかもしれない。学びたいという欲求や、留学生活への憧れは、子どもがいるからといってなくなるわけではない。
「子どもを置いて留学なんてできない」
「連れて行くなんてムリ!」
「周りの反対を説得できる自信がない」
ほんの少し前までは、そう判断してあきらめていた人が多かっただけである。
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親子留学には、3つのパターンがある。
(1)親の留学が主目的
(2)子どもの語学学習、海外体験を重視 (3)親子ともにそれぞれのプログラムに参加 |
(1)の場合は、まず親の学校が決まる。長期滞在のケースが多く、出発前に仮住まいの手配だけをして、現地に行ってから、住むところや、保育施設・教育機関をじっくり探すこともある。子どもが就学年齢に達している場合は、現地の小学校に通う。
最近増えているのは、(2)や(3)のパターンだ。夏休みや就学前などを利用して、1ヵ月程度行くことが多い。子どもの受け入れ先が決まったあと、場所や時間を考慮して、親の留学先を決める。
短期間でも比較的簡単に参加できるプログラムに、サマーキャンプがある。アメリカなどでは、一時的に受け入れてくれる保育施設も結構ある。数は少ないが、子ども向けのクラスを用意している語学学校もあるので、その場合は親子そろって同じ学校に通うことも可能だ。
時間や手間を省きたいのなら、自分でやるよりは割高になるが、留学エージェントなどの「親子留学プログラム」に参加するのが手っ取り早い。
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