防犯小説

更新日:2003年08月11日

夢は現実だった!? 被害を受けたのは誰? 窓からの恐い夢〜後編

侵入被害の“夢”を見た女子大生の“夢”は“現実”だった!? ある事実が判明する。夏の夜に窓を開け放すことの恐怖! ひとり暮らしの女性へ防犯の基本を警告!

この記事は、ひとり暮らしの女性が遭いやすい被害ケースとして構成してあります。

窓からの恐い夢~前編を先にご覧下さい。


刑事の来訪

やって来た刑事に
やってきた刑事に
二人の刑事は、A菜が前年の春から住んでいることを確認してうなずくと、いくつか質問があるといった。

「昨年の夏のことなんですが」

「はぁ」

「○月△日の深夜にですね、何か変わったことがあったかどうか覚えていませんか」

「えっ?」

「覚えていないでしょうか。お隣で何か物音がしたとか」

「いや、そんな○月△日と急に言われても…」

「そうですよねー。何か日記をつけていらっしゃるとか、手帳とかで、去年のこと、わかりませんかね」

「日記はつけてないです。でも、手帳ならありますけど。ところで、お隣って、どちらのほうですか」


A菜の部屋は端から2番目で両隣に部屋がある。

「奥の201号室なんですが」

「あ、そうなんですか。でも、あの、お隣は引っ越されてますよね、去年。今はどなたも住んでいらっしゃらない…」

「ええ。昨年の夏まで住んでいた方がいましたよね。その方のことなんですが」

「ちょっとお待ち下さい」


ある種の予感がしながら、昨年の手帳を取りだしてきた。201号室は、昨年夏に突然、引っ越していたのである。あいさつもなく、急にいなくなったので不思議に思っていたのだった。

「○月△日というと…」

と言って手帳に目を落としたまま、黙り込んでしまった。

「といっても、実際には日付が変わった後なので、翌日になりますがね。何か覚えがありますか」

A菜は、しばらく黙っていた後、ようやく口を開いた。

→予 感 2p
→→夢ではなく現実/窓は開け放さないこと!3p
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この記事の担当ガイド

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佐伯 幸子

安全生活アドバイザー。92年より「頭を使って身を守る方法?知的護身術」を提唱。子どもや女性の安全対策…

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