バルセロナで安全に過ごすには?
鞄のチャックはきちんとしめましょう
ただ、特に日本人だから狙われるということではありません。地元の人でも何度かスリにあったという人が結構いるのです。でも、やはり日本は「超」がつくほど安全な国なので、どうしてもふとしたときに気が緩み、置き引きにあったりしてしまう確率が高くなるのでしょう。せっかくの旅行が全て台無しになってしまう犯罪に日本人が巻き込まれないよう、役に立つような具体的な対策など紹介していきます。
バルセロナの危険地区
パスポートのオリジナルは持ち歩かないほうが賢明
この辺りは、麻薬中毒であるかのような人がいたり……、昼間であっても安心して歩けない雰囲気です。
こんなところで気をつけよう
人通りの多いランブラス通りもご注意を!
■ランブラス通り
人通りが多いので、ぶつかったふりをしてさっと手を鞄に滑らせるとか、大道芸人のパフォーマンスに見入っている隙に……なんてことがありがちです。現金は多く持ち歩かず、鞄は前に持つなど注意を心がけきましょう。
■サグラダ・ファミリアなど世界遺産付近
警官のふりをして、パスポートの提示などを求める手口が、2009年秋~冬にサグラダファミリア周辺で多発したそうです。現に私を訪ねてきてくれた友人も危うく被害にあいかけました。普通、警官が旅行者にパスポートの提示を求めるなんてことありませんから、パスポートはホテルのセキュリティボックスか、セキュリティボックスがない場合は、スーツケースに鍵をかけてしてしまっておきましょう。尚、スペインでは在住者はIDカードを所持しており、携帯するよう義務付けられています。クレジットカード利用の際にもIDカードを提示することになっているので、観光客に慣れていないお店などでは、カードを利用する際に身分を証明しなければならない場合もあります。コピーを持っておくといいと思います。
その他、道に迷った旅行者のふりをして地図を広げながら近づいてきたり、何かの調査員を装ってアンケートに答えてくれと迫ってくるパターンも。道で急に馴れ馴れしく肩を組まれたりしたら、すぐに振り切って逃げてください。普通のスペイン人はそんなことしませんので。
■モンジュイックの丘など
人気のない時間帯や場所には行かないでください。自然の多い場所では、つい開放的になりがちですが、無防備に荷物を置かないように。
■ビーチ
いくらまわりに怪しげな人がいないと思っても、絶対荷物を置いて泳ぎに行ったりしないでください。これは日本人にはあまりないと思いますが、爆睡したり、読書にのめり込んだり……周囲が見えなくなる行為は危険です。人気がないと思っても、実は狙っている人がいることもあるので、要注意。
■地下鉄など
夜遅くは利用しないほうが賢明でしょう。混雑しているときは特に、鞄を前にして注意しましょう。エスカレーターなどでも、鞄を前にすることをお忘れなく。
■旧市街
人通りの少ない小道を行くのは危険です。
■サンツ駅と空港
空港でカートに置いていたパソコンを鞄ごと持っていかれたという話を聞いたことがあります。荷物からは目を離さないように。
脅しのようですが、これくらいは住人は普通に注意していること。おもむろに鞄を前にしたりしたら、まわりの人を疑っているようで悪い……なんて、絶対思わないで下さい。誰もそんなこと気にしてませんので。
バルセロナでもし被害にあってしまったら?
まず最寄の警察署に被害届を出しに行きましょう。警察署の場所によるかもしれませんが、順番待ちでこの手続きは時間が かかります。パスポートも盗られた場合は、再発行の手続きにこの書類が必要なので、根気よく待ちましょう。下記に主な観光名所付近の警察署を載せておきま す。パスポートも盗られた場合、すみやかに再発行、または代用品の手続きをしなければならないので、日本領事館に連絡を取ってください。
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