そもそも『スター・ウォーズ』とは何か……
『スター・ウォーズ』というタイトルで78年に日本公開された本作は、SF映画の伝説的な作品です。マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、ハリソン・フォードはともに当時ほぼ無名の役者であり、誰も世界的なヒットを予想していなかった中、封切られましたが、瞬く間に大ヒット。SF映画の金字塔となったのです。主役のみならず、脇を締めるC-3PO、R2-D2、チューバッカ、ストーム・トルーパー、そしてダース・ベイダーというキャラクターが魅力的に描かれ、デザイン性も高く、空中バトルシーンの臨場感も当時では画期的。“フォース”という特殊な力やライトセーバーというアイテムも多くのファンの心を捉えました。
日本での人気が高い理由のひとつに『スター・ウォーズ』には黒澤明作品の影響が色濃く反映されていることがあげられています。特に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』は、黒澤明の『隠し砦の三悪人』をベースにしていると言われているのは有名です。
そして、この第一作目から『スター・ウォーズ』サーガは始まります。
ジョージ・ルーカス監督は9部作であると語っており、まずは帝国軍と反乱軍の闘いというバトルシーンが豊富で一番わかりやすいエピソード4を制作。その後エピソード5、6と続きます。
そして22年後、ダース・ベイダー誕生の物語であるエピソード1~3が制作され、今回最後の三部作として『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が制作されたのです。
本作では制作には手を出さず、見守っていた生みの親ジョージ・ルーカス。我が子を旅立たせたというか、独立させた気持ちだったかも? 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をどんな風に見ていたのでしょうかね?
>お次は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の見どころです。