ライバルは『半沢直樹』以降絶好調の堺雅人主演『Dr.倫太郎』、しかも脚本に『ドクターX』、『花子とアン』の中園ミホによる支援つき。果たして視聴率男の座はどちらに？
またSMAPとジャニーズ内ナンバーワンを争う後輩、嵐の相葉雅紀主演、月9『ようこそ、わが家へ』も注目です。
それではおもしろいのはどれか？放送開始順に見ていきましょう。
4月8日(水)スタート
『心がポキッとね』
フジ系水曜22：00～脚本：岡田惠和
演出：宮本理江子、都築淳一、宮脇亮
プロデュース：森安彩
主題歌：星野源「SUN」
出演：阿部サダヲ、水原希子、藤木直人、山口智子、徳永えり、山下リオ、永瀬匡、池津祥子、山西惇
「かつて大手企業に勤めていた小島春太(阿部)だが仕事のプレッシャーから心を病んで退社。大竹心(藤木)に拾われ、今は大竹がオーナーの家具店でひっそり作業している。そんな閉ざされた世界に突然飛び込んできたのは恋愛すると周りが見えなくなる葉山みやこ(水原)。彼女は窮地を救ってくれた男に惚れて探していたが、それが大竹。さらに大竹の彼女、鴨田静(山口)は春太の元妻。それぞれに悩みを抱える四人の心を描く。」
阿部サダヲが水曜22時のドラマ主演と聞いて、『舞妓Haaaan!!』や『なくもんか』など日本テレビ制作映画の主演をつとめた実績から日本テレビ系かと思たのですが、じつはフジ系で『最後から二番目の恋』を手掛けたスタッフでした。震災後に『マルモのおきて』でホッとさせた実績を買っての起用でしょうか。心が病んだ大人たちが軸という、きびしい設定をコメディとしてうまく消化できるかがポイントでしょう。
4月9日(木)スタート
『医師たちの恋愛事情』
フジ系木曜22：00～脚本：秋山竜平、坂口理子、小山正太
演出：田中亮、平野眞、関野宗紀
プロデュース：中野利幸
主題歌：シシド・カフカ「Don’t be love feat.斉藤和義」
出演：斎藤工、石田ゆり子、相武紗季、平山浩行、三宅弘城、板谷由夏、伊原剛志、生瀬勝久
「守田春樹(斎藤)は患者を救うことだけを考える心優しい外科医だが、忙しさから恋愛の仕方も忘れていた。腕を磨くため江洋医科大学附属病院に移籍した彼は、先輩外科医の近藤千鶴(石田)と出会う。彼女もまた仕事に没頭するあまり婚期を逃していた。千鶴に徐々にひかれていく春樹だが、彼らの周りにはシングルマザーの肉食麻酔科医・河合奈々(相武)、春樹をライバル視して恋愛の手も速い外科医・高橋宗太郎(平山)、不妊治療中の内科医・市川友子(板谷)、出世を目指してこびをうり、女性にもちょっかいを出す外科医・大根良太(三宅)、春樹の良き理解者で准教授の仁志祐介(伊原)、売り上げ第一で春樹と対立していく大学病院の経営本部長・渡辺幹夫(生瀬)などによる、さまざまな欲望が渦巻いていた。」
『昼顔』でブレイクし、セクシーさで売る斎藤工が主演。さまざまなイベントに登場しても、自分の役割をしっかりこなすサービス精神の持ち主なので、今回も女性の期待にこたえてくれそう。ただヒットするかは内容次第。外科医メインの病院ものはヒットしやすいのですが、恋愛に重点をおくとどうなるのか？ 医療と恋愛、そのバランスが重要です。
次は「4月10日(金)スタートのドラマ」
