4月株式市場の傾向
銘柄をご紹介する前に、4月の株式市場について振り返りましょう。3月末に全銘柄を購入し、4月末に売却した場合の成績は以下の通りです。【検証結果】4月相場の傾向
勝率: 52.71 %
勝ち数: 37,317 回
負け数: 33,480 回
引き分け数: 1,722 回
平均損益(円): 4,757 円 平均損益(率): 2.38 %
平均利益(円): 21,234 円 平均利益(率): 10.62 %
平均損失(円): -13,364 円 平均損失(率): -6.68 %
合計損益(円): 344,959,369 円 合計損益(率): 172,480.55 %
合計利益(円): 792,379,526 円 合計利益(率): 396,198.56 %
合計損失(円): -447,420,157 円 合計損失(率): -223,718.02 %
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 1.771
平均保持日数: 27.62 日
検証結果を見てみると、4月の株式市場は勝率が52.71%、1トレードあたりの損益額を示す平均損益は2.38%となっています。勝率が5割を超えており、1トレードあたりの平均損益もプラスとなっていることから、4月相場は株価上昇しやすいと言えるでしょう。
4月相場は、3月決算企業にとって新たな会計年度を迎えることから「新年度相場」と呼ばれています。また、企業や機関投資家が、3月の年度末にかけて決算対策として売り出していた株式を買い戻す傾向があることから「4月効果」とも呼ばれ、株価上昇しやすいといわれています。過去のデータを用いた検証結果を見ても、4月相場は株価上昇しやすい傾向があるようです。
では、このような4月相場で、好調なパフォーマンスが期待できる銘柄をご紹介したいと思います。
4月に優れたパフォーマンスが期待できる銘柄とは?
今回ご紹介したい銘柄は、「パイプドビッツ<3831>」です。以下では、同社の詳細についてご説明します。【事業内容】
同社は、大量の顧客情報を安全にネット上で管理できる「スパイラル」を主力としたクラウドサービスを手掛けています。クラウドサービスとは、ネット上にある保管庫に顧客情報などを保有・管理し、情報を社内などで共有するサービスです。クラウドサービスを導入することによって、社内の業務用のサーバ数を減らしコストを節約することや、顧客情報などの重要機密を不正アクセスから安全に管理することができます。
【財務分析(ファンダメンタル)】
直近発表した第3四半期決算では、売上高23億1200万円(前年同期比+27.7)、営業利益4億7600万円(同+37.6%)、当期純利益2億7500万円(同+29.7%)と大幅な増収増益を達成しています。これは、クラウドサービスの認知度が向上し、同社製品の利用者数が10166件(前年同期比+50%)と好調に推移したことが大きな要因です。インターネット業界においては、クラウドサービスを利用している企業の割合は約3割と未だ低いのが現状です。今後も不正アクセスや、個人情報の漏えいの防止意識が高まっていることを考慮すると、クラウドサービスを利用する企業の増加に伴い、同社業績も拡大する期待が持てるでしょう。
【システムトレード分析】
勝率: 100.00 %
勝ち数: 7 回
負け数: 0 回
引き分け数: 1 回
平均損益(円): 37,544 円 平均損益(率): 18.77 %
平均利益(円): 42,907 円 平均利益(率): 21.45 %
平均損失(円): 0 円 平均損失(率): 0 %
合計損益(円): 300,351 円 合計損益(率): 150.18 %
合計利益(円): 300,351 円 合計利益(率): 150.18 %
合計損失(円): 0 円 合計損失(率): 0.00 %
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 999.99
平均保持日数: 27.25 日
4月の株式市場は全銘柄の勝率が52.71%であるのに対して、「パイプドビッツ<3831>」の4月の勝率は100%です。この結果から、4月相場との相性が良いと判断できるでしょう。4月の投資戦略を考える上で、好業績かつ4月に株価上昇に期待が持てる銘柄として同社に注目してみてはいかがでしょうか。
【無料】相場動向に左右されないトレード手法を身につけたい方必見。9日間で学べる「システムトレード講座」登録はこちら!
(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)