「パートナーの不倫」を実家に知らせますか?
前回、パートナーの浮気が発覚した際の妻の「NGリアクション」として、「
自分が被害者モードになる」「
夫を責め続ける」例を紹介しました。今回は「浮気をされたという事実」を周囲に知らせる際についてお話しましょう。
安易に「実家に報告する」のはNG
「実家への"通報"」の判断は慎重に
もちろん夫婦間の悩みをご自身、あるいは旦那様の実家に「絶対に相談してはいけません」言うつもりはありません。どちらのご両親も結婚生活の先輩でありますし、夫婦間のトラブルをくぐりぬけてきた経験に基づくアドバイスもいただけるかもしれません。また、実母やお姑さんは同じ女性として味方になってくださったり、もしかしたら浮気をしただんな様を叱ってくれるかもしれません。
しかし、たとえそのようなメリットがあったとしても「NGリアクション」と書かせていただいたわけは、旦那様の立場になってみた場合を配慮してのことです。妻の実家、夫の実家それぞれに相談された場合の「旦那様の気持ち」について、順にご説明していきましょう。
まず、奥様がご自分の実家に報告された場合、旦那様の「居づらさ」が加速される恐れがあります。もともと「浮気」をしたということは、家庭が心地よいものでない、あるいは満足を得られない場所であることを示している可能性が高いです。そして、妻が実家に「自分の浮気を報告した」と夫が知った時、「妻に至らない点があったので、夫が浮気をしたのだ」という報告になっているとはおそらく思わないでしょう。「100%自分が悪者で妻が被害者」という筋書きになっていると考え、自分のしたことを棚に上げて、実家に“言いつけた”妻に不満を抱くことも考えられます。
さらに今後、実家と妻とが結託して自分にプレッシャーをかけてくることまで想像した場合、ますます家庭が「安心できない場所」「居づらい場所」になってしまうと考えられます。
また逆に妻が旦那様の実家に報告をした場合、確実に夫のプライドが傷つきます。男性は親、特に父親に対して、自分が立派な社会人であることを見せたいというライバル意識があります。浮気など自分に対するネガティブな評判は、できれば両親の耳には入れたくないはず。舅夫婦がまじめな方であればあるほど、息子へ厳しいお咎めが下る可能性があり、「余計なことをしやがって……」などと、妻の方が夫から逆恨みされることもあり得ます。
また、逆に事実を知った舅夫婦の矛先が嫁のほうに向かう可能性もあります。息子をかばうあまり、「○○子さんは仕事優先で、××男の身の回りのことができていからじゃないの?」とか、あるいは「男の浮気は甲斐性。この程度のことでガタガタ騒ぐほうがおかしいです」など、妻のほうが責められたり、あるいは我慢を強制されるような事例もあります。
もちろん、このようなリアクションばかりではないかもしれません。しかし、どちらの実家に対してにせよ、浮気のような夫婦仲の微妙な問題は余り軽々しく伝えないほうが賢明です。相談や報告をするのはある程度の方向性が見えてから。まずは夫婦でしっかり話し合うことができないと、誰からどんなアドバイスをもらっても事態は良いほうに向かいません。
どんなパートナーであれ、自分が選んで決めた相手。相手を責めたり、自分が被害者モードになったり、親に解決を頼らず、しっかりとパートナーと向き合う姿勢を忘れないでくださいね。