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南房総の休日は「リゾートあわトレイン」で楽しもう

南房総の館山~安房鴨川間は、普段は各駅停車しか走らないローカルな区間。しかし、風光明媚な海岸風景が楽しめることから、行楽シーズンには快速「リゾートあわトレイン」が走っている。海側が座席、山側がお座敷というユニークな車内やイベントカー、途中駅のホームでは物産の販売など、楽しみがいっぱいの観光列車に乗ってみた。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

お座敷電車「ニューなのはな」を使った「リゾートあわトレイン」

南房総の館山~安房鴨川間は、普段は各駅停車しか走らないローカルな区間。しかし、風光明媚な海岸風景が楽しめることから、行楽シーズンには快速「リゾートあわトレイン」が走っている。海側が座席、山側がお座敷というユニークな車内やイベントカー、途中駅のホームでは物産の販売など楽しみが一杯の列車だ。首都圏からは手頃な距離にあるので、日帰りでも1泊でもプランは立てやすい。今回は、安房鴨川発の列車に乗ってみた。
リゾートあわトレイン

千倉駅に停車中のリゾートあわトレイン

安房鴨川駅3番線で浜金谷行きの快速「リゾートあわトレイン」が出発を待っていた。ホームでは、鴨川ゆかりの「ゆるキャラ」たちと歓迎用ボードを持った係員が列車見送りのために待機している。鴨川シーワールドのキャラ「オルタン(写真右)」は、列車の窓越しに別れを惜しんでいる。車内はぎっしり満員ではない。それもそのはず、海側の席だけ指定券を販売し、山側のお座敷は指定券を持った乗客のためのフリースペースだからだ。各ボックス席に1~2人が座っている程度の混み方。ゆったりしていて心地よい。
ゆるキャラたち

安房鴨川駅でゆるキャラ達がお見送り

車両は、お座敷電車「ニューなのはな」を使った6両編成。館山方面が先頭で、1号車。4号車がイベントカー、最後尾の6号車は乗車券だけで乗れる自由席車で、この車両のみ、海側も山側もすべて座席でお座敷はない。残り4両は、前述したように、海側だけが座席で指定席となっている。
車内

海側が座席、山側がお座敷

イベントカー

イベントカーでの催しは毎シーズン異なる


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