流行のヘアカラーと自分に似合う髪色は同じ?
ヘアカラーは「明るさ」と「色味」で選ぶのがコツ
ヘアカラーを選ぶ上で重要になるのは、髪の明るさの目安と、色味による印象の違いです。
元々の髪質、メラニン色素の量の違いによっても、「太いと、赤味が強く明るくなりにくい」「細いと、黄味がでやすく明るくなりやすい」などの違いはありますが、大まかな目安をお伝えしていきます。
自分好みで似合うヘアカラーの色選びの参考にしてみてください。
<目次>
トーンやレベルと呼ばれる「明るさ」の目安
トーンやレベルと呼ばれる、『明るさ』について解説します。数字が小さいほど暗く、大きくなるほど髪色は明るくなります。■5~6トーン
→自然な黒髪。地毛に近い印象。学生さんや就職活動中の方、風紀の厳しい職場の方にオススメ。
■7~8トーン
→自然な栗色。あまり髪を明るく出来ないけど少し軽く見せたい、初めてヘアカラーをする方などにもオススメ。
■9~10トーン
→オレンジ味を感じるやや明るめのブラウン。室内でも髪の明るさを感じる位。職場等で特に髪の明るさの指定がなく、明るめの印象にしたい方にオススメ。
■11~12トーン
→オレンジ味~少し黄色味を感じる明るめのブラウン。ヘアカラーで透明感を表現しやすい明るさになるのでベージュ系やアッシュ系など透明感をだしたい方にオススメ。
■13~14トーン
→ヘアカラーで表現できる最大の明るさ。とにかく明るくしたい、外国人風と言われる赤味の少ない透明感のあるカラーにしたいという方にオススメ。
色味による印象の違い「寒色系」
よく聞く「マット系」「アッシュ系」って何?
グリーンがかった色相。ヘアカラーでいうとツヤがでにくい色でマットな質感を持っています。他にオリーブなどの表現もあります。地毛の赤味が気になる方や大人っぽい雰囲気をだしたい方にオススメですが、緑系は顔色を悪く見せることもあるので、注意しましょう。
【アッシュ】
グレーがかった色相。ヘアカラーにおけるアッシュ系は青~青紫の色相が含まれており、髪の黄味やオレンジ味を消してくれるので、透明感のある印象に。外国人風と表現されるものは明るめのアッシュ系を使うことが多いです。暗めのアッシュ系ですと落ち着いた印象やクールなイメージを出すこともできます。
どちらも髪の赤味を抑える事でクールな印象に。プラチナと表現されるカラーはアッシュよりも更に透明感のあるイメージ。グレージュといった表現のヘアカラーはアッシュとベージュの中間のようなイメージになりどちらも寒色系の部類に入ります。
色味による印象の違い「暖色系」
【カッパー】カッパーとは赤褐色で、十円玉、銅の色になります。ヘアカラーにおけるカッパー系はツヤを感じるブラウン~オレンジブラウンのイメージ。日本人の髪は赤味が強い方が多いので表現しやすく、お肌もキレイにみせてくれます。
【ピンク】
柔らかい優しい印象の色。ヘアカラーにおけるピンク系はツヤがありつつもブラウンほどコンサバになりすぎず、キュート~フェミニンまで似合わせやすい色相でお肌もキレイにみせてくれます。
どちらも髪の赤味を活かした色で暖かく柔らかな印象に。血行をよく見せてくれるのでお肌の色つやが良く、キレイに見えます。
続いて、明るさ、色相別のオススメカラースタイルを3つご紹介しましょう。
トーン・色味別のオススメカラースタイル3つ
ツヤ髪ダークアッシュ :hair&make 添田 晃正
大人なツヤ髪 プラチナグレージュ
:hair&make 添田晃正
透明感 プラチナアッシュ:hair&make:添田 晃正
ヘアカラーの色選びで失敗しないためには?
人にはそれぞれ、肌や瞳の色をもとに導きだすパーソナルカラーとよばれる似合う色があります。そういった事を基に似合うヘアカラーを導きだすのも一つの方法ですが、それだけではなかなか満足いく髪色には出会えません。大事なのは美容師としっかり対話をして、『ライフスタイル』(年代、職種、ファッションのテイスト、季節感)を考慮した上で色選びをすること。その中でトレンドカラーを盛り込んだり、お肌が綺麗に見える色、明るさを見つけていくことが満足できる似合うヘアカラーに出会う近道です。
Hair&make:添田 晃正
Photo:添田 晃正
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