Mac/Macの選び方

「まだ使える?」「もう使えない?」中古iMacの選び方

Windows PCに比べると少々お高いMac。なるべく安くMacを手に入れる方法として考えられるのが中古品の購入です。なかでもノートブック型のMacBookに比べて、デスクトップ型のiMacの相場はリーズナブル。メモリの増設が難しいMacBook AirやMacBook Pro Retinaディスプレイモデルに比べて、自分でも交換してモデル寿命を延命できるのも魅力です。そこで今回は中古iMacの選び方をお届けします。

熊山 准

執筆者:熊山 准

Macガイド

Mavericksにアップデートできるのは2007年夏モデルまで

中古iMacを選ぶ際に、まず誰もが注目するポイントが液晶モニターの状態でしょう。シミのような画面焼けや、明るさがまばらな輝度ムラ、黒くなったままだったり白く常時点灯したりするドット抜け(ドット欠け)などは、現物さえ目の前にあれば容易にチェックできます。同時に、キーボードの輝度を操作して、一定の明るさで画面がチラつかないかも確認しておいた方がよいでしょう。事実、筆者のiMacは明るさ5の時だけ、画面がチカチカしてしまいます…。

同時にマウスやキーボード、ユーティリティーディスクなど付属品のチェックもお忘れなく。特にキーボードはUSバージョンの場合があります。なお、テンキー付きApple KeyboradやMagicTrackpadなどを追加購入する予定の方は、あえてキーボードやマウスが欠損して安くなっている物件を選ぶという手もあるでしょう。

その上で注目すべきが、昨年公開された無料OS「Mavericks」の対応状況です。

アップルは2007年Mid以降のiMacであればアップデートできるとアナウンスしていますが、ほぼ毎年新しいOSを発表しているだけに、今年(2014年)の後半から来年以降に新バージョンのOSが発表され、徐々に足が切られていくことが考えられます。そこで「この先どれくらい、中古iMacを使い続けたいか」を考慮してモデルを選ぶ必要があります。

例えば、2007年Midモデル(20/24インチ)のネットオークション平均落札相場はおよそ2.5万円弱です。1年程度しか満足に使えないと考えると、27インチが選べる2010年モデルを10万円前後で購入し4年間使った方が、より快適に利用できるとも考えられます。

また、2009年Lateモデル以降は、メモリを最大で16GBまで増設できるので、ちょっと古いiMacでも動作がキビキビする可能性があります。メモリ自体も比較的安価で、ドライバーさえあれば自分でも簡単に交換できるのでおすすめです。

次ページ:USB3.0やThunderbolt対応をチェック
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