昔は旅行で「ハイチーズ!」と言ってみんなを撮っていた写真。今では風景を撮ったり、色んな構図を試してみたり、あるいはスマホでエフェクトを付けてカッコいい写真を撮っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。誰もが「良いな」と思える写真を簡単に撮影出来る時代になったのです。
なぜ「記録する写真」から「良いなと思える写真」へと移ってきたのでしょうか。
まずはスマートフォンの普及。iPhoneやAndroidといった端末の普及で、「より写真が身近になり、簡単に写真が撮れるようになったから」ではないでしょうか。
次にSNS(ソーシャルネットワークサービス)の普及。TwitterやFacebook、写真共有サイトのFlickr、Instagramといったサービスの普及です。SNSの普及により、簡単に不特定多数の人に対して「自分の写真」を見てもらえる機会が圧倒的に増加したからではないでしょうか。
ただ、それだけでは「良いなと思える写真」を撮影することはできません。でも、意識の変化をするだけで簡単に良いなと思える写真を撮影することはできます。
今回は、どんな意識をすれば「良いなと思える写真」を撮影することができるのか紹介します。
point1:見るもの全てが被写体
まず1つ目です。写真を撮る上で大事だと思うことは、「見るもの全てを被写体だと思うこと」だと考えます。急にこんなことを言っても難しいかもしれませんので、こんな提案をしたいと思います。
普段出勤や通学に使っている道があると思います。何も考えずに通る道だと思いますが、そこに意識を向けてみてください。色んなものが目に入ってくると思います。例えば……、
「地面に置いてあったポール」
「少し剥げてきた路面表示」
そんな目に入った被写体を気にせず撮影してみてください。
普段何気なく歩いている道にあるものを被写体として見てみる意識です。そんな風に意識を変えてみると、色んな種類の写真撮影することができるのではないでしょうか。
次のポイントは「空を見上げてみる」です。