骨・筋肉・関節の病気/関節痛・膝痛・膝の痛み

成長痛の診断・原因

成長痛は12歳までの小児の下肢に生じる痛みで頻度の高い疾患です。他の疾患を除外する必要があります。痛みは両側の下肢に出現し、翌日には軽快して何事もなく歩けるのが特徴。何年かすると自然に消失する痛みですので、特別な治療は必要ありません。

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成長痛とは


成長痛

成長痛で泣く子供 両膝を痛がります


12歳未満の小児で、特に原因なく夜間、両下肢に痛みが生じ、翌日になると痛みが軽快して障害などは全くなく普通に歩ける状態となっている疾患を成長痛と呼びます。痛みの出現は両側で、大腿、膝、下腿など下肢に多く出現します。時に前腕、頭部などの痛みを伴ないますが、下肢の痛みと同時に出現します。


成長痛の頻度・性差・年齢

12歳未満の小児に発生し、女児に多い疾患です。頻度は約1/4の子供に発生するほど頻度の高い疾患。

成長痛の原因

成長痛の特徴として、筋肉、関節、骨などには異常を一切認めません。仮に異常があれば別の疾患となりますので、鑑別疾患を疑う必要があります。仮に異常があれば捻挫、打撲、骨折など別の疾患を考える必要があります。
心理的な不安定性のため、特に原因がなく痛みが生じる状態と理解されています。骨の成長と痛みは関連がないともいわれています。

■鑑別疾患(よく似た痛みが生じ、成長痛以外で頻度の高いもの)
オズグッドシュラッター病
この疾患は激しいスポーツを行う10歳代の男児に多い膝周囲の痛みを伴なう疾患です。脛骨軟骨炎が生じ、膝下の部位が突出し、その部位が痛くなります。

オズグウドシュラッター病

オズグッドシュラッター病の膝のX線写真 脛骨前面に突出した骨軟骨炎を認めます



成長痛の診断

臨床症状……夜間に痛みが発生し翌日に問題なく歩行ができれば成長痛を疑います。
採血……通常は検査しませんが、異常なしです。
X線……オズグッドシュラッター病では脛骨に異常を認めますが、成長痛では異常なしです。

成長痛の治療法

痛みのある部位のマッサージ、暖めるなどにより痛みが軽快します。そして成長痛は何年か経過し、10歳台の年齢になると完全に止まります。日常生活に大きな影響のない疾患なので、痛みがなくなるまで忍耐強く待つことが必要です。

更新日:2013年08月18日

(公開日:2012年01月29日)

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