ブルーレイレコーダー/ブルーレイ・DVDレコーダーの選び方

録画の常識が変わる!? 全録レコーダーの選び方

レコーダーは録画予約をして録画をするというのが今までの常識でしたが、この常識を超え、すべてのテレビ放送を録画し、好きなときに見られるというレコーダーが一般市場にも登場してきました。今回は、そんな全録レコーダーについてご紹介します。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド

全録レコーダーとは?

放送されるすべての番組を録画する録画機、それが全録レコーダーだ。録画する期間は一週間のものが多い

放送されるすべての番組を録画する録画機、それが全録レコーダーだ。録画する期間は一週間のものが多い

全録レコーダーとは、要するに放送されているテレビ放送をすべて録画してしまうビデオレコーダーです。

従来、このジャンルの市場には「スパイダー」、「スパイダーPro」などのレコーダーがあり、企業などが情報収集などのために使う業務的な用途や、すべての地上波放送を録画したいという一部録画マニアなどの需要が強かった)のですが、レコーダーの進化によって、最近では一般市場向けの製品も登場してきました。


全録画レコーダーのメリットと注意点は?

現在、地上波はたとえば東京で7チャンネルあり、トリプルチューナーを搭載したレコーダーを3台用意すれば、すべての録画をカバーできるわけですが、現実的ではありません。全録レコーダーなら1台でそれができますし、録画予約の手間や録画の管理などが全録レコーダーのほうが楽になるというメリットがあります。

すべてのチャンネルを録画してしまうことによって、ユーザーは「録画予約をする」というレコーダーの常識からとき放たれることになります。何もしなくてもすべての番組を録画しているので、自分から能動的に予約しなくても、見たければ数日前の番組を思いついたときに見ることができるわけです。

今までのように、新番組が始まったのを知らずに「録画予約し忘れた」とか、そんな番組があることを知らずに録画予約できずに「こんな番組やってたのか!」と残念な思いをしなくてすむようになります。そして、通常なら録画予約のしようがない突発的な事故が起きた場合のニュースや情報番組のチェックなども可能になるわけです。

逆に全録レコーダーのデメリットとしては、大容量の録画が行われるため、電気代がかかる、ハードディスクの容量が不足しやいというデメリットがあります。また、レコーダー自体の価格も通常のレコーダーよりは高価になります。

また、注意しなければならないのが搭載しているチューナーです。同じように「最大8チャンネル同時録画」ができても、録画できる放送が異なる場合があります。

たとえば、バッファローのゼン録は地上波チューナーしか搭載していないため、地上波しか録画できません。

これに対して、東芝のレグザサーバー「DBR-M190」、「DBR-M180」は、2つのチューナー構成を持っています。通常のレコーダーのように地上波デジタル、BSデジタル、110度CSデジタルの3波に対応したチューナーを2つ搭載しているのに加え、一時記録に対応したタイムシフトマシン機能で地上波デジタル放送対応のチューナーを6基搭載しています。これによってCS+BS+地上波デジタル6チャンネルという組み合わせで、最大8チャンネルを録画することもできます。

次のページでは、いまおすすめの全録レコーダーをご紹介しましょう。

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