ほぼアナウンス通りの仕様
ダイハツは9月に発売を予定している省燃費車「イース」(車名は未公表。違うネーミングになるという情報も)の技術的な詳細を発表した。といっても以前から紹介している通り、アウトラインは「5ドア車。燃費は新方式のJC-08モードで30km/L以上。価格は70万円台から」のままです。
もう少し掘り下げてみたい。まず燃費。現在ミラなどに採用されている3気筒エンジンを徹底的に見直すことにより、エンジンだけで大幅な熱効率向上を実現しているそうな。改良点の中にはマツダ・スカイアクティブGのような圧縮比向上も含まれる。簡易型スカイクティブGをイメージすればいい。
組み合わされる変速機は、徹底的に燃費を意識したCVT。カタログ燃費を向上させるために、CVTを最適なセッティングにしなければならない。けれど可能な限り低い回転域を使うようにするなど頑張りすぎると、実際の交通モードで乗りにくくなってしまう。このあたりの味付けが気になるところ。
当然ながらアイドルストップシステムを搭載するモデルもある(全グレードに装着されるワケじゃないようだ)。従来のアイドルストップだと停車してからエンジンが止まるようになっているのに対し、興味深いことにこのクルマは時速7kmで停止する制御になっている。