花粉症/花粉情報・花粉カレンダー

花粉が少ない日のクシャミはヒノキのせい?

出かける前の天気予報。花粉飛散予想が多いと憂鬱な気持ちになりますね。でも、4月に入って花粉が減ったのに症状が全く改善しない人はいませんか? スギ花粉ではなく、ヒノキ花粉症も合併している可能性があります。

西園寺 克

執筆者:西園寺 克

医師 / 感染症・健康情報ガイド

花粉予想は「量」の4段階表示

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花粉飛散量が多いと聞くと、憂鬱な気持ちになりますね
朝のニュースのお天気情報。花粉の時期は、天気予報と温度の予想の次に、花粉の飛散情報が報じられます。通常、花粉飛散数のランク基準は4段階となっています。

○……少ない(0~9/cm2
△……やや多い(10~29/cm2
▲……多い(30~49/cm2
■……非常に多い(50/cm2以上)

非常に多い日の花粉は、なんと1cm2あたりに50以上もの花粉が飛んで来ていることになるのです。しっかりとした対策が必要です。

花粉飛散予想はスギとヒノキを区別しません!

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一言で花粉と言っても、その種類は様々
天気予報の花粉飛散予想は、飛んでくる花粉の種類までは予想できません。スギ花粉症が始まる2月から3月にかけては、ほぼスギ花粉の数と考えて問題ありません。4月に入って桜の開花する時期以降は、ものすごい量を占めていたスギ花粉も、それに伴う総花粉数も徐々に減少していきます。

しかし、この時期からヒノキの花粉数が増加してきます。この時期になると飛散予想と個人の症状が一致しない人が増えてきます。スギに対してではなく、ヒノキ花粉へのアレルギーがある人に症状が起きるからです。

>>次ページでは、>>ヒノキ花粉症の対策について述べます。
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