浴室/バスルームまわりの新商品・トレンド

入浴時間が4倍に?! お湯が冷めにくい浴槽

住まいの設備機器や建材は日進月歩。日々新しい商品が発表されます。このコーナーでは、そんな新商品やショールームオープンなどの情報をお届けします。今回は、お湯の冷めにくい浴槽をご紹介します。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

【 新商品 】
フローピア 魔法びん浴槽シリーズ [TOTO]

「家族が続けて入ること」「シャワーや水栓の湯水を出しっぱなしにしないこと」「残り湯を洗濯に利用すること」 これは、わが家の『お風呂の鉄則』・・・のはず。

節約・省エネを考えれば、『そんなこと常識でしょう!!』という声も聞こえてきそうですが、でも、これって、なかなか実行できないのが現実。特に「家族が続けて入る」のは、なかなか難しい・・・。
結局、モッタイナイケド『追い炊き機能』がフル回転!!
負け惜しみではないけれど、こんなご家庭、実はけっこう多いのでは?

そこで、今回は、このモッタイナイという「後ろめたい気持ち」から解放してくれる(?!)システムバスをご紹介しましょう。

戸建住宅向けシステムバスルーム「フローピア 魔法びん浴槽シリーズ」Xタイプ/1717サイズ<1坪用>本体希望小売価格:143万8500円(税込み・工事費別途)
その名も『魔法びん浴槽』というこの商品。独自の二重断熱構造を採用して、お風呂の熱を逃がさないというもの。従来に比べて入浴可能な時間が約4倍に延びるので、お湯の冷めを気にせず入浴できるというわけ。この『魔法びん浴槽』を標準搭載した戸建住宅用システムバスルーム「フローピア 魔法びん浴槽シリーズ」が今回紹介する新商品です。

この浴槽の仕組みは、システムバスならではの構造を利用して、いままでは防水用だった床パンを『外断熱層』に、断熱ふろふたと浴槽を包み込む断熱材を『内断熱層』とした『外断熱+内断熱』の二重断熱構造というもの。この構造で放熱を抑え、保温性能をアップさせているので、冬場でも6時間後のお湯の温度低下は2℃程度。従来は7.5℃も冷めてしまうといいますから、約4倍快適に入浴できる時間が延びると言えるのです。




お湯の冷める時間が4倍伸びると、日々の暮らしはどうなるかというと、
たとえば・・・主婦A子さんの場合
★夕方6時★
 少年サッカーで汗いっぱいの息子たちがお風呂に入る。
★夜9時★
 「残業で遅い」と夫からメールが来たので、私のバスタイムはアロマを焚いてのんびりと・・・。
★夜11時★
 残業を終えて夫が、ゆっくり鼻歌交じりで入浴。

というような「バラバラ入浴」でも、みんなが「温かくて快適なお風呂」に入れるというわけです。また、追い炊きすることが減るので、環境にもやさしいし、経済的にもおトクというメリットも。

おトクといえば、もうひとつ。節約主婦(?!)の場合、「残り湯を洗濯に利用すること」はあたり前。洗濯に最適なお湯の温度は35℃だと言われているそうですが、前の晩のお湯だとかなり冷めているし、季節によっては水とあまり変わらなくて、洗濯石鹸が溶けにくかったりすることもありますよね。
この浴槽の場合、15時間後でも水温を35℃を保つので、石鹸もしっかり溶けるし、皮脂汚れが溶け出す温度なので洗濯にも適しているとか。冬の朝の洗濯も少し楽しくなるかもしれませんよ。

次ページでは、水栓や床材についてみていきます。
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