妊娠中に新型インフルエンザにかかったら、赤ちゃんに影響は?
妊娠中に、新型インフルエンザにかかったら。厚生労働省のサイトに飛びます。 |
「季節性インフルエンザに関しては、心肺機能悪化のために入院を必要とする率が高くなることが報告されています。肺炎などの二次感染を合併し重症化すると胎児機能不全を引きおこすことがあります。」とのことで、現在のところ、新型インフルエンザについても、「季節性インフルエンザと同様であると推定」されているとのことです。
「妊婦が新型インフルエンザ患者と濃厚接触した場合」については、アメリカでは「抗インフルエンザウィルス薬(タミフル、リレンザ)の予防投与が勧められて」いるそうで、日本においても医師から「患者に説明同意のうえ、それらの予防投与が勧められます」とのことです。
「抗インフルエンザウィルス薬(タミフル、リレンザ)が、胎児に大きな異常を引き起こす」心配については、「2007 年の米国疾病予防局ガイドラインには「抗インフルエンザウィルス薬を投与された妊婦および出生した児に有害事象の報告はない」との記載があります」と記されています。
つまり、新型インフルエンザにかかった人と濃厚に接触した可能性がある場合は、医師と相談してタミフルやリレンザを予防投与してもらうこと。「妊婦が38℃以上の発熱と急性呼吸器症状」があれば、地域の保健所などに確認し「発熱外来を開設している病院」を受診すること。妊娠中に新型インフルエンザにかかったら、医師と相談の上、タミフルやリレンザを投与してもらう方がいいということです。
決して人ごとではなく、自分の身におこる可能性もありますから、よく情報を集めておきましょう。
<参考リンク>
「妊婦もしくは褥婦に対しての新型インフルエンザ感染(A/H1N1)に対する対応Q&A」厚生労働省
「妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A」日本産科婦人科学会
<関連リンク>
「新型インフルエンザ」