うどん/その他のうどん

西武池袋線を行くうどんツアー

池袋を基点とした西武池袋線の日帰りコースのツアー。健啖家向きか・・・(笑)

執筆者:蓮見 壽

ある日のうどん食い歩きコースを紹介しよう。
香川から日の出製麺所の三好修社長をお迎えした。半日ほど時間が有るというので東京らしいうどんを食べていただいた。
三好さんは3代目の製麺所社長で2代目社長の父上もまだ現役で一番人気ブランドの生麺『究極の讃岐うどん』の製作を手がけておられる。
三好さんの工場は一日たった1時間だけお店を開けて、うどんが店頭で食べられる幻のうどん店としても有名だ。昨年公開された『UDON』の映画でも閉店後が映し出されたエピソードがある。本業は一日数万単位のうどんを生産可能なうどん工場なのだ。また三好社長は『讃岐プロジェクト』という企画に参加されてアメリカに何度もうどんを打ちに出かけ『讃岐うどん』の世界進出にも一役買っているというナイスガイである。
首都圏にもデパートの催事や出張販売などの出店依頼が後を絶たない人気店、人気うどん、人気店主(社長)である。
上京のたびに麺類店の視察など研究にも余念が無い。その熱心さは人並み外れた行動力に裏付けられている。
そんな三好さんのリクエストで数店の食べ歩きをしてみた。

前夜祭?


まずは本番前の肩慣らし、ツアー前日の打ち合わせを兼ねて中野区の『四国屋』へ。こちらのお店のお土産うどんは『日の出製麺所』なのだ。(笑)
日持ちする生麺。まずは期待の・・・『肉刻みうどん』を食べて打ち合わせしよう。・・・・
時間を打ち合わせしてお店の前で待ち合わせ。何となく様子が変だと思ったら・・・臨時休業。ガーン!!まずはお約束の撤退。(笑)


食べ損ねた肉きざみうどん+揚げ餅

他にも推薦できるうどん屋さんは有ります。高円寺の『さぬきや』へ向かう。
環七沿いの有名店。四国屋と同じく40年を越える讃岐うどん店。老舗です。
二代目店主が打つうどんは『美しきうどん』昨年は冷やしカレーうどんがメディアでブレイク。とても優しい食感の伸びコシ系うどんが昔から人気。
『東京にもこういうコシの讃岐うどんがあるのか』と麺通団団長も絶賛したお店です。
本来ならさぬきや名物の地酒と酒に合わせたつまみで飲みに入るのが本寸法なのだが、本日は私が車だったので三好さんは遠慮してアルコールなし。
ここで注文したのが『2色うどん』大盛り。特製ゴマダレとしょうゆベースのつけ汁の2種が付いてくる盛うどん。このゴマダレがクリーミーで爽やか。一種清涼飲料水というか、ドリンクとして飲めてしまうようなゴマ汁。優しい甘みがうどんに絡んで喉越しを楽しませてくれる。大盛りの麺もあっという間に完食する。

さぬきや名物2色うどん
三好さんは地鶏煮込みうどん。こちらはニンニク風味が前面に出た地鶏を炊いたスープで茹で立てのうどんを煮込む。スープの滋養が全てうどんにしみこんでいるスープパスタのような雰囲気。
さぬきやは創作メニューも多いのだ。季節の限定うどんも凝ったものを提供してくれる。これも楽しみなお店だ。

小麦粉の話や新しいうどんの商品企画や楽しい話で盛り上がる。さて翌日はいよいよミニツアーだ。

●四国屋
住所 東京都中野区本町4-36-3
電話 03-3380-4598
営業時間 11:30-15:00 18:00-翌2:00 売り切れ仕舞い有り
休み 日曜祝日

●さぬきや
東京都杉並区高円寺南4-38-7
電話:03-3314-4488
営業時間 18:00頃-23:00頃
定休日 日曜日
祝日は営業
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