北東製粉うどん教室大人の趣味うどん打ち近年麺打ちは大人気である。特にうどん打ちは蕎麦打ちと並んで人気が高い。蕎麦と比べると比較的簡単にうどんはでき上がるので失敗しないで楽しめる。また自分で作るうどんは本当に美味しいもので継続的にうどん打ちを趣味にする方も増えているようだ。心配な道具類も安く、うどん材料の小麦粉も比較的安く入手しやすく、手軽に始められるのも良いところだと思う。さて問題は何処で習えばよいのだろうか。月に二回定例に開催している本格的なうどん教室がある。池袋にある北東製粉そば・うどん教室だ。北東製粉そばうどん教室 お手本の45センチ角の生地池袋にある北東製粉は蕎麦うどん教室を開いている。1授業8人までの少数精鋭のきめの細かな指導が魅力だ。蕎麦教室がメインだが近年うどんの人気も高いとのことでうどん教室の予約は早くいっぱいになるらしい。訪問した日も平日の午後だが定員に近い6人の生徒さんがいた。今日の講師は原島さん。蕎麦打ち、うどん打ち両方こなすベテラン講師だ。もう一人助手の方がついて参加者の皆さんの進行具合を細かくチェックしながらうどんに仕上げていく。各工程で一番大事なところでは時間をかけて理論的な解説と作業の要点説明がされる。質疑応答もそのつどされて判らないことがそのまま進んでしまうことを防いでいる。約2時間の教習は大変充実している。うどん教室の手順●基礎講習基礎講習では小麦粉の話や塩水のことなどうどん作りに必要な理論的なことが講師から説明される。北東製粉社長の重田耕治さんはうどんの教則本『はじめてでもできる うどん打ち』 も書かれているから的を得た簡潔明瞭な説明はとても参考になる。●水和 (水回し)水回し高級手打ちうどん専用粉の日清製粉 白椿500グラムを打つのが授業。その日の気温や状態により塩分濃度や水の量の説明がされて計量される。小麦粉と塩水の混じり具合を見ながらまとめていく。●踏みまとまった小麦粉を厚手のビニール袋に入れて足で踏む。踏み込んでしっとりとしたら何度か畳みながらきれいに整形して行く。四角くなるように端を中に織り込んでゆく。●団子作り団子を寝かす初心者にはちょっと難しい菊ねり。ここは手取り足取りという感じで体験してもらうしかない。数をこなさないとなかなか難しい。踏みから菊ねりに進んで団子にまとまると一休み。ここで作った団子はビニール袋に保存する。そして教室が用意した昨日仕込んだ団子が出てくる。1日寝かして熟成したもので延しを習う。このシステムは良く考えられている。一つは熟成させることの意味を体験できる。今作った団子と比べてみると1日寝かした団子の滑らかさや質感の違いが理解できる。そして今日作った団子は、明日延ばす。これは復習になる。自動的に宿題が出されるわけだ。二日続けてうどんを打てばコツは忘れない。心憎い教え方だと思う。もっともその日に作ってその日に延ばすとなると授業時間は最低でも3時間から4時間は必要になる。短時間で教えられるシステムとしては万全の仕込みと言える。●延しのしやはりうどんを打つというと一番イメージが強い花形は延しの工程だろう。500グラムの小麦粉に塩水が水が250グラム弱入る(季節により変る)から約5人前程度のうどんなる。大きさ的には45センチの四角をつくるように教えてくれる。麺棒の使い方や均等に延ばす方法などきめ細かに指導される。定規を当ててしっかりと目標の大きさにする。大きさが決まりば生地の厚さが決まる。厚さが均一なら切り幅はともかく茹で時間の管理はしやすい。しっかりと理論的に基礎を教えられる。●切り切り一定の大きさになった生地は畳まれて切られる。麺切り包丁と駒板を使って初心者でもきれいに切っていく。焦らずにゆっくりと切れば一定の幅で切れるものだ。切った幅をよく観察しながら切るのがコツのようだ。できあがりのうどんは持ち帰る。かなり美味しいうどんになるはずだ。帰ってからのお楽しみ。うどん完成短時間でうどん打ちのコツが飲み込める効率的な授業だった。少人数でかつ講師が二人付く指導はすばらしい。持ち帰れるうどんの質を考えてもこの教室は推薦したい。リピートで何度も体験したり、一歩踏み込んだ自由研究コースもあるようだ。【北東製粉そばうどん教室DATA】しっかり指導北東製粉株式会社 東京都豊島区南池袋1-15-22 電話 03-3971-6543(申し込み予約)うどん教室開催日(月2回)第1土曜日15:00~第2木曜日13:00~各種うどん用小麦粉・蕎麦粉の販売も有り。発送可能北東製粉のWEBサイト ホクトー粉NET簡単!手打ちうどんの作り方の記事Yahoo!地図情報※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。