洋ゲーはどれくらい売れると儲かるのか?
2009年末は、スパイク以外のメーカーからも、コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2やアサシンクリード2など、海外の大作がこぞって発売されています。 |
雪田:規模感としてはやっぱり、2万とか、それくらいですかねえ? ただ、作って売ってるんじゃなくて、海外のタイトルの買い付けですから。その、権利料みたいなものがあるわけなんですけど、ミニマムギャランティー、MGなんて言い方をしますが、それが低ければ当然損益分岐点も落ちるし、高ければ、あがると。また、そういう意味では、先程もお話した通りで、買い付けは他社さんが大分入ってきてるのでMGが上がっているという現状はあります。
ガイド:そうすると、洋ゲーのローカライズもビジネスとしての難しさみたいなものがでてきているんでしょうか?
飯塚:そうですね。例えば大きいところで言うと、スクウェア・エニックス(以下スクエニ)さんなんかがイギリスのゲームパブリッシャー、アイドスを買収したりしていますよね。アイドスとスパイクって昔から結構仲良くてアイドスのタイトルってコンスタントに出してたんですが、そういう話でいっても、タイトルの確保っていう意味では前よりも難しくなってるかなあ、と。また、小さかった海外のメーカーが吸収、合併していって、どんどん大きくなっていってしまっているというところもあります。
ただ、それでもやり方というのはあると思っています。メトロもそうだし、2月に出したセイクリッド2なんかもまさにそうなんですが、他所が手を出さない、メジャーではないけれど内容が良いものを選んで出していくということが大切だと思っています。
また、他社さんとの競合についても、ある意味歓迎しているところもあります。様々なジャンルの洋ゲーが世に出ることで市場が盛り上がってくれると、お店さんもそうだし、ユーザーさんもそうだと思うんですが、洋ゲーだからっていう壁みたいなものが無くなっていけばという期待感もあるんです。
最後に、最新作のメトロについて、販売状況や、市場の分析を伺いたいと思います。