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更新日:2003年10月02日

V・I・ウォーショースキー 「わたしのボスは、わたし」

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「女性が書く女性が主人公の探偵小説」の先駆者の一人、サラ・パレツキーが生み出した、V・I・ウォーショースキー。サラが、彼女を通じて、自立する女性たちに伝えたかったことは?

文章:梅村 千恵(All About「話題の本」旧ガイド)


●出典
『サマータイム・ブルース』ほか「V・I・ウォーショースキー」シリーズ
サラ・パレツキー/著 山本やよい/訳 早川文庫、早川書房
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 この言葉は、実在のセレブが残したものではありません。シカゴを舞台に、女性探偵の活躍を描く人気シリーズ「V・I・ウォーショースキー」の主人公、V・Iことヴィクの口癖です。ヴィクの一人称で語られるシリーズ10作の中で、、彼女は、繰り返し、この言葉、あるいは、この言葉と同じ意味のことを他人に
も言い、 自分にも言い聞かせています。

◆◆「女性が書く女性が主人公のミステリー」新たな分野の先駆者である著者の「言葉」

 

 さて、ヴィクをご紹介する前に、彼女の生みの親である、シリーズの著者、サラ・パレツキーをご紹介することにしましょう。なぜなら、この言葉は、ヴィクという人物を通して語られる彼女自身の言葉だと思うからです。

(最新作『ビター・メモリー』V・Iシリーズ第10弾)


 サラ・パレツキーは、1947年生まれ。保険会社に勤める傍ら、創作クラスに通い、1982年、ヴィクを主人公にしたシリーズ第一作『サマータイム・ブルース』を発表、人気作家の仲間入りを果たします。また、「女性が書く、女性を主人公(ヒーローの恋人や単なる狂言回しではなく)にした探偵ストーリ-」の先駆者的存在であることであり、映画スターのような華やかさはありませんが、「出版界のセレブ」の一人だと言っていいでしょう。

 そんな彼女が、ヴィクに繰り返し語らせる冒頭の言葉。 それは、新たな分野を切り拓いてきたサラの、自分の力で自分の人生を築いていこうとしている女性たちに対するメッセージでもあると思います。

 では、この言葉を口癖にしているヴィクとは、どういう女性なのでしょうか?

(執筆者:梅村 千恵)

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