『HAZARD』
園子温監督&ジェイ・ウエスト単独インタビュー
「眠たい日本」を脱出し「ハザード(危険)」を求めて単身ニューヨークに渡った青年シン(オダギリ ジョー)は、90年代初頭のアンダーグラウンドで『生と死』を体感する。3人の若者がニューヨークのハーレムやクイーンズといったストリートで繰り広げるアドレナリン全開の青春映画。 そして本作でひときわ異彩を放つキャラクターであるリーを演じたのは、カナダ出身でフランス人と日本人を両親に持つジェイ・ウエスト。「ザ・人間ハザード」っぷりを見事に演じ、ベニチオ・デル・トロやブラッド・ピットのようなカッコ良さをスクリーンで見せている。英語、日本語、フランス語を自在に操る素顔は役にも反映されている。 ◆4年間熟成させた映画◆ ――2002年に撮影した映画が、4年の月日を経て、ついに公開ということですが、今のお気持ちはいかがでしょうか。 園監督:長いこと寝かして、やっと公開になります。嬉しいけど、今と作風が違うから少し恥ずかしい。『HAZARD』はストレートなんです。青春ってことで、ちょっと『うわっ』ってところもあるし。なんか勢いに乗って一発録りしたパンクのファーストアルバムみたい。「ちょっとぐらい、いいんだよ」とか言って、がーーーとやりきって「ほりゃ!」って。その時はすごいカッコイイ!なんて思うわけだけど、4年ぐらい経ったら「あれっ」って(笑)。もう少し直したいなとかあるんだけど、まあそういう映画だからね。直したら『HAZARD』じゃなくなっちゃうから。 園監督:最初は字幕をつけたのですが、字幕のない方がワイルドな雰囲気になると思いまして抜かしました。なので英語力を試せますよ(笑)。 |
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『HAZARD』2006年11月11日[土]~シアターN渋谷ほか全国順次ロードショー 監督・脚本:園 子温 |
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