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『夏休みのレモネード』監督インタビュー

6月28日から公開の心に沁みる感動作―『夏休みのレモネード』。既にメルマガでも告知しましたがピート・ジョーンズ監督のインタビューを作品の内容とともに掲載しました。♪プレゼントもあり!

執筆者:南 樹里

★☆INDEX☆★【1】プロジェクト・グリーンライトって? 【2】ストーリーなど【3】グランプリ獲得! (インタビュー)【4】ベン・アフレック&マット・デイモンの話(インタビュー)【5】監督が語る製作秘話(インタビュー)『公式サイト』
『夏休みのレモネード』(原題:Stolen Summer )6月28日~シネスイッチ銀座7月5日~関内MGA(旧 関内アカデミー)にて公開
ぼくらの“天国への道”大作戦! 時は1976年、シカゴ。8歳の少年ピート・オマリーは、アイルランド系カトリックの大家族の中でのびのび育っている。いつも人の心配ばかりして何事にもひたむきな彼は、そのぶん失敗も多く、学校のシスターにしょっちゅう叱られては「地獄行きになりますよ」と脅かされる毎日。夏休みのある日、ユダヤ教徒の少年ダニーと友だちになるが、ダニーは白血病に冒されているという。ダニーをキリスト教徒にさせれば、ぼくは聖人になって天国に行けるし、ダニーも天国に行ける! かくしてピートとダニーの“天国への道”大作戦が始まる。自分とは異なる考えや生き方をする他者への不寛容が世界を覆っている今だからこそ、ピートの単純ゆえに真実を突く発想が、笑いのうちに私たち大人の目を見開かせてくれる。信じることの原点を素直に見つめるその姿の前では建前や形式はひとたまりもない。ともすると深刻になりがちな問題を8歳の視点から物語ることでユーモアに転換する。
プロジェクト・グリーンライト
左:マット・デイモン 中央:ピート・ジョーンズ 右:ベン・アフレック今年の1月に『ボーン・アイデンティティ』の宣伝でマット・デイモンが来日した時、記者会見で“プロジェクト・グリーンライト”の話が出た。「新しい作家のためにインターネットで始めた企画で、グリーンライトは“緑の信号”の意味。映画を作っていいよ、っていうサインを、脚本の受賞者に出すんだよ。ベン(=ベン・アフレック)と僕にとって、製作は大事な仕事になりつつあるんだ」こんなマットにその才能を見込まれ、栄えある第1回目のグランプリ受賞者に選ばれたのが今年33歳のピート・ジョーンズ。☆★オンライン脚本コンテスト“プロジェクト・グリーンライト”が選んだ1本!★☆プロジェクト・グリーンライトとは、ミラマックス・フィルムズ、HBO、ライブ・プラネットの3社協賛によるオンライン脚本コンテストで、2000年秋にスタート。そもそもの始まりは、本作のプロデューサーでもあるマット・デイモンベン・アフレック発案だ。『グッド*ウィル*ハンティング 旅立ち』で自分たちが経験した、なんのコネがなくても脚本の力で映画化を実現する道をより多くの人たちに開きたい、第2の自分たちを発掘したいという2人の熱意が実現したもの。このプロジェクトは大きな注目を集め、オンラインで集まった脚本総数は1万2千本。その中から幾度もの審査を経て晴れて選ばれたのが、シカゴ出身ピート・ジョーンズによる本作の脚本だ。☆★『グッド*ウィル*ハンティング 旅立ち』 との共通点★☆愛されたことがない天才青年と最愛の人をうしなったセラピストが、たがいに刺激しあって旅立ちの時を迎える『グッド*ウィル*ハンティング 旅立ち』と本作には、多くの共通点がある。
★一方が他方を手助けする関係でありつつも、両者がともに成長するところ。★2人が関わりあう時間は限られているが、お互いにとってかけがえのない時間になるところ。★友情にささえられて「旅だち」を迎えるところ。
ベンとマットは、友情による成長が描かれている点で本作に惹かれたのかもしれないですね。
作品のストーリーなどは次のページへ⇒

☆★関連リンクはこちら!★☆[プロジェクト・グリーンライト]公式サイト(英語)↑第2回目のグランプリ受賞者が発表になってました。☆映画製作会社[ミラマックス]の公式サイト(英語)☆アメリカの大手ケーブルテレビ会社[HBO]の公式サイト(英語)☆クリス・ムーアがベン・アフレック、マット・デイモンらと設立したライブ・プラネット社[ライブプラネット]の公式サイト(英語)
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