テクノポップ/アーティストインタヴュー

There She Goes Again~戸田誠司さん(4ページ目)

DVD『There She Goes Again』を9月22日にリリースする戸田誠司さんに再びインタヴュー! アルバムより多い16曲、こだわりの映像は必見です。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

フェアチャイルドとしてプチ成功

――末期Shi-Shonenでは、既に現在もTVで活躍中のYOUさんが居ますが、あえてShi-Shonenというバンド名を捨てて、フェアチャイルドへと移行したのは何故ですか?

Shi-Shonenはもう活動を停止していたんです。活動を再開しようとしたら、YOUさんと出会って、コンセプト的に違うバンドになりそうだったので、変えたんですね。写真がパブリックに出た時は、まだ音を作ってなかった。

――YOUさんは、どのようなつながりでフェアチャイルドへ参加されたんでしょうか?(ジャケ写は、デビュー・シングル『おまかせピタゴラス』)

つながりは、なかったんです。YOUと会ったのは、ラジカル・ガジベリビンバ・システム(RGS)を見に行って、「あー凄い子だな」と思って、誘ったんです。

――6枚のアルバムを出したフェアチャイルドは、チャート的にはかなり成功しましたよね。(ジャケ写は、ベスト・アルバム『Anthology FAIRCHILD Best』)

プチ成功ですね(笑)。

――フェアチャイルドでは、戸田さんはプロデューサー的役割をしていたのでしょうか?

最初の立ち上げと、コンセプチャルな部分では、ある程度やったにしても、動き出してからは、サウンドプロデュースでしたね。

――川口(浩和)さんは、どうしてハードロック的なギターになっちゃうんでしょうか?

あれしか弾けないだけですよ(笑)。

――「テクノポップは1958~1964年生まれの男性のみ強烈に支持されている音楽だ。東京タワーが建てられた年から、東京オリンピックが開催された年までに生まれた子供達。10年前、ロンドンにはパンクが東京にはテクノが確かに存在した。」という名言を吐かれていますが、テクノへの入り口は何だったのでしょうか?

多分、シンセサイザーという楽器なんだと思う。その前のロック世代と言うのは、ディストーション(ひずんだ)ギターなんですが、テクノ世代は電子音が共通語なんですよね。インヴェーダー・ゲームの音とかゲーム音楽も含めてね。
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