資産運用/資産運用をするときの鉄則

株で損した人も、確定申告で節税できる!?(2ページ目)

2008年、株の売買で損失が発生した人はいませんか?株の損失は確定申告を行うことで、翌年以降にも繰り越せることをご存知ですか?翌年以降に節税できるかもしれませんので、ぜひ利用してみましょう!

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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確定申告で1年間の損失を3年間繰り越せる


株の売買で儲けが出れば税金を支払わなければなりませんが、損失の場合には税金を支払う必要はありません。ですから、確定申告は不要です。

しかし、確定申告を行えば、その損失を3年間繰り越すことができるようになります。翌年に株の売買で儲けが発生した場合、繰り越した損失と相殺することで儲けを減らすことができます。儲けが少なくなれば税金も少なくなりますので、節税効果が期待できるというわけです。

具体的に、2008年の損失が100万円の場合で考えてみましょう。損失が繰り越せるのは3年間なので、2009、2010、2011年まで繰り越せることになります。2009年の儲けが50万円なら損失の100万円と相殺して儲けはゼロになります。結果、税金はゼロになりますし、残った損失をまた2010年に繰り越すのです。
繰越の仕組み

損失の繰り越しには売買しなくても確定申告が必要


ただし、損失の繰り越しを行うためには、株の売買をしない年でも確定申告を行わなければなりません。ですから、多少面倒ではありますが、オトクなこの制度を利用するために確定申告を行いましょう。

また、やり方が不安だという人は、最寄の税務署に行けば税務署員が、また確定申告の相談電話にかけても教えてくれます。損失がある人はぜひチャレンジしてみて下さいね!

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