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“送り手”が語るニンテンドーDS

巷で大人気の新携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」のココだけの話を、任天堂の宣伝マンさんに直接聞いちゃいました!

執筆者:川島 圭太

ニンテンドーDSは、こうして生まれた。(Page 1)
ニンテンドーDSに込めた、強き決意。
萩島光明さん
萩島さんのプロフィール

今回インタビューにご登場いただくのは、任天堂で新作ソフトのプロモーションなどを手がけている萩島光明さん。任天堂オンラインマガジンの開発者インタビューとはまた違う角度から、ニンテンドーDSの“ココだけの話”をたっぷりと聞いてきました! 最後のページにはニンテンドーDSが当たるプレゼント企画のお知らせがありますので、どうぞお見逃しなく!

───萩島さんは、ニンテンドーDSの発売当日(12月2日)をどのようにお過ごしでしたか?

萩島光明さん(以下、萩島): 朝5時に起きて、池袋のビックカメラ本店に視察に行っていました。とても寒くて、しかも平日だったので、お客さんが並んでいなかったらどうしようかな~、と少し心配でした(笑)。予定を前倒しして出荷台数を増やしたこともあり、店頭での予約受け付けも順調で、行列が生まれにくい状況でしたしね。

───販売台数などの“データ”を見るまえの、発売当日の“実感”はいかがでしたか?

萩島: おかげさまで早朝から夜になるまで、ニンテンドーDSをお買い求めになるお客さんが途絶えなかったんです。ゲームファンの方々はもちろん、普段あまりゲームを遊ばないような人たちにもご支持をいただけて、非常に強い手応えを感じることができました。

───ビックカメラで最初にニンテンドーDSを買った方が、マスコミのインタビューを受けていましたね。

萩島: その方は「ファミコンミニ」(注1)でゲームの面白さを久しぶりに思い出して、ニンテンドーDSを手にとってみたくなった、とおっしゃっていました。本当に嬉しかったですね。

───「ニンテンドーワールド Touch! DS」(注2)では、家族連れやカップルで遊んでいる姿をたくさん見かけました。

萩島: こちらも幅広い層のお客さんにご来場いただくことができました。ニンテンドーDSの体験コーナーでは、お子さんの後ろから親御さんがアドバイスしたり、いっしょにタッチしたり、お子さんよりも親御さんのほうが夢中になっていたり(笑)。こんな光景は、これまでのゲームイベントではなかなか見られませんでしたよ。

───歌手のUtadaさんを起用したテレビCMや、街のあちこちで見かけられた巨大な広告など、ニンテンドーDSの宣伝にもかなり力を入れていますよね。

萩島: 少しオーバーに聞こえるかもしれませんが、ニンテンドーDSは5歳から95歳まで、面白いことが好きなすべての人たちに楽しんでいただける商品なんです。だからこそ、これまでのゲーム機と比べてより幅広く、長期的なPR活動を展開することが大事でした。これまでのゲームファン以外の方々に手にとっていただくことができなくては、ニンテンドーDSは失敗!というくらい、強い決意をもって取り組んできました。

駅改札口の上にも!巨大ビルの壁面にも!
渋谷駅周辺で見かけたニンテンドーDSの巨大な広告。車体全面にニンテンドーDSの広告を張ったJR山手線も走っちゃうなど、広告にもものすごく力が入っています!

───ニンテンドーDSの販売状況はいかがでしょうか?

萩島: おかげさまで発売日までに、流通さんからの受注数が200万台にもなりまして、当初予定していた100万台を大きく上回りました(注3)。国内での初回出荷は57万台で、発売日から4日間で店頭消化率は約90%にまで達しました。ですから、一部のメディアでは「51万3000台が売れた」と掲載いただいたんですね(笑)。

───「57万台の90%」だから、51万3000台(笑)。新たにクラブニンテンドー(注4)の会員になる人も大勢いらっしゃったのでは?

萩島: クラブニンテンドーの会員構成に大きな変化がありました。ニンテンドーDSの発売後、女性の方の比率は22%と以前よりも7%アップし、19歳以上の方の比率は59%と以前よりも10%もアップしたんです。

───どのデータを見ても、スタートダッシュは絶好調だったようですね!

萩島: ただ、ニンテンドーDSはまだまだスタートを切ったばかりです。これからも一人でも多くの方にニンテンドーDSを楽しんでいただくため、さまざまなPR活動を展開していきます!

(注1)「ファミコンミニ」=ファミコンの名作をゲームボーイアドバンスで復活させたシリーズ。ファミコン生誕20周年にあたって昨年発売された。
(注2)「ニンテンドーワールド Touch! DS」=昨年11月に、全国5都市で開催されたゲームイベント。発売前のニンテンドーDSをいち早く体験することができた。
(注3)ニンテンドーDSの2004年内の日米向け出荷数は、200万台から280万台に上方修正し、今期中(2005年3月まで)に500万台を出荷予定。
(注4)「クラブニンテンドー」=任天堂ゲーム機の本体やソフトに同梱されているシリアルナンバーを登録すると、ポイントに応じてオリジナルグッズと交換できる無料のマイレージサービス。

任天堂の使命と、その“ライバル”
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<目次>
ニンテンドーDSに込めた、強き決意
手応えアリ! ニンテンドーDSのスタートダッシュは絶好調!
任天堂の使命と、その“ライバル”
「独創」──これまでも、これからも変わらない任天堂の課題
ニンテンドーDSとの出逢いは、衝撃だった。
ニンテンドーDSはゲーム機の枠を超えた、まさに“遊び”そのもの!
ゲームで培う、子供とオトナの良き関係
ゲームは子供の教育にもイイ!? 萩島さんも家庭では2児のお父さん
ニンテンドーDSを語りませんか!
アナタの投稿がAll Aboutの“記事”になる! ニンテンドーDSを即進呈!!

 

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