Q. 喉が痛いとき、食べてはいけないものはありますか?
早く治したい喉の痛み。食べない方がいいものは?
Q. 「風邪をひくと、喉が痛くなることが多いです。体力をつけるために食べなくてはと思うのですが、喉が痛過ぎて、食べるのがつらいこともあります。少しでも早く治したいとき、食べてはいけない、避けるべき食べ物はありますか?」
A. 痛みの原因が炎症であれば、喉に刺激になる食べ物は避けましょう
喉が痛くなる原因はさまざまですが、風邪やインフルエンザに伴う痛みがある場合、喉に炎症が起きていると考えられます。炎症が起きている部位は、なるべく刺激せずに休ませることが、早い回復のカギです。刺激を与える食べ物は、痛みを悪化させてしまう可能性があるため、なるべく避けるようにしましょう。喉に刺激を与えてしまう、避けるべき食べ物は以下のようなものです。
- 香辛料……トウガラシ、わさび、辛子、マスタードなど
- 酸味の強いもの……酢、梅干、柑橘類など
- 炭酸飲料
- アルコール
- 熱過ぎるもの、冷た過ぎるもの……ラーメンや鍋料理、アイスクリームなど
- 食塩を多く含む、味の濃い食べ物
反対に、刺激が少なく軟らかい「うどん」や「おかゆ」などは、喉が痛いときでも食べやすい献立です。ネギや大根、はちみつ、キンカン、黒豆、梨など、喉の痛みによいと言われている食べ物もあります。古くから伝わっている、民間療法的な食材が多いですが、現在ではそれぞれ科学的な裏付けも報告されています。
痛みが強くて食べるのがつらいときには、刺激の少ない、あたたかい緑茶や生姜湯、ハーブティーなどを飲むのもよいでしょう。早く炎症がおさまるように、ゆっくりと喉を休めてください。
痛みが長引く場合は、別の病気の可能性もありますので、病院を受診することをおすすめします。
さらに詳しく知りたい方は、「『喉に優しい食べ物・料理』と『喉に悪い食べ物・料理』」をあわせてご覧ください。