カナダ/カナダの観光・見どころ

カナダの山岳リゾートを走る、ロッキーマウンテニア号

バンクーバーからウィスラーやカナディアンロッキーへと走る、豪華なクルージングトレイン、ロッキーマウンテニア号。移動しながら、観光を存分に楽しめる列車の魅力をご紹介!

執筆者:下村 猛

見どころを余すところなく楽しめるクルージングトレイン。ロッキーマウンテニア号

カナディアンロッキーを行く、ロッキーマウンテニア号。車窓に展開する景色はハイライトの連続 (C) Rocky Mountaineer

カナディアンロッキーを行く、ロッキーマウンテニア号。車窓に展開する景色はハイライトの連続 (C) Rocky Mountaineer

ロッキーマウンテニア号とは、カナディアンロッキーやウィスラーといった、カナダが誇る山岳リゾートへ運行されている豪華観光列車の総称です。速く移動することが目的ではなく、風光明媚なルートの車窓を存分に楽しみながら走る、観光に特化した列車で、行き届いたサービスと豪華な設備から、船のクルーズのごとく楽しめる「クルージングトレイン」とも呼ばれます。各車両には、専属スタッフが配置され、飲食のサービスを行うともに、ガイドも行います。風景の良い場所ではもちろん停車または徐行。美しい車窓をたっぷり楽しめるようなスケジュールで運行されてます。

いくつかの運行ルートがありますが、人気の高いルートに絞って、ご紹介します。

バンクーバー~ウィスラー

海沿いを走り、その後ウィスラーへ。なので、シー・トゥー・スカイ・クライム(海から山へ登る)という名前 (C) Rocky Mountaineer

海沿いを走り、その後、山岳リゾートであるウィスラーへ。なので、付けられているのが「シー・トゥー・スカイ・クライム(海から山へ登る)」という名前 (C) Rocky Mountaineer

バンクーバーとウィスラーを3時間で結ぶ列車で、通称「ウィスラー・シートゥースカイクライム号」。ロッキーマウンテニア号の数あるコースの中で、唯一宿泊を含まないコースです。所要時間も3時間とお手ごろで、車窓から見える風景も良いため、最も利用しやすいコースです。こちらの列車の詳細はウィスラーの記事をご参照ください。

バンクーバー~バンフ/レイクルイーズ/カルガリー、またはジャスパー

ゴールドリーフ車両では、デッキ部分がオープンエアスペースとなり、撮影に最適 (C) Rocky Mountaineer

ゴールドリーフ車両では、デッキ部分がオープンエアスペースとなり、撮影に最適 (C) Rocky Mountaineer

カナディアンロッキーの南側のバンフ・レイクルイーズ・カルガリー方面と、北側のジャスパー方面という2つのルートですが、いずれも途中で宿泊を挟む2日間のコース。

この列車は車窓がウリなので、夜行列車ではなく、明るいうちしか走らないのがミソ。乗客全員が中間地点のカムループスという町で一旦下車し、ホテルに宿泊。翌日同じ列車に乗り込んで旅を続けるというスケジュールで運行されます。列車の料金にはホテル代金も含まれているため、列車を使う1泊2日のパッケージツアーと考えたほうが良いかも……。

スーツケースなどの大きな荷物は車内預けとなり、車内への持ち込みはできないので、カメラや替えのバッテリーなど、車内で必要なものはすべて手荷物にまとめてください。

楽しい1日の始まりは、車内での乾杯からスタート! (C) Rocky Mountaineer

楽しい1日の始まりは、車内での乾杯からスタート! (C) Rocky Mountaineer

車内は最上級からゴールドリーフ、シルバーリーフ、レッドリーフと3段階に分かれており、食事内容や車内設備はもちろんのこと、途中停泊地のカムループスでの荷物配送の扱いでも違いがあります。ゴールド・シルバーリーフでは、車内預けの荷物もホテルに配送されますが、レッドリーフではホテルへの配送はされず、列車内に留め置かれます。最終目的地まで荷物を見ることがないので、1泊するのに必要なものまで、手荷物にしておく必要があるので、要注意!

その他、各クラスごとの特徴は以下の通りです。

■ゴールドリーフ
専属シェフによる食事は、列車内のものとは思えないレベル (C) Rocky Mountaineer

専属シェフによる食事は、列車内のものとは思えないレベル (C) Rocky Mountaineer

2階建てドーム車両を利用。2階部分が座席スペース、天井までガラス張りとなっているため、車窓を存分に楽しめます。1階はゴールドリーフ専用ダイニング。朝食と昼食は地元の食材を利用した最上級クラスに相応しいグルメメニューを用意。ダイニングや座席でのアルコール、乗車中のスナックなどすべて含まれます。また、途中宿泊地カムループスでのホテルもワンランク上のホテルが用意され、至れり尽くせりのクラス。

■シルバーリーフ
シルバーリーフ車両でも、視界の広さはかなりのもの (C) Rocky Mountaineer

シルバーリーフ車両でも、視界の広さはかなりのもの (C) Rocky Mountaineer

ゴールドリーフ車両ほどではありませんが、天井の一部までガラス張りとなるパノラマ車両を利用。ダイニングスペースはなく、食事はすべて座席で供されますが、暖かい食事で、メインディッシュは選択可能。ただし、アルコールは別料金。

 
■レッドリーフ
レッドリーフはエコノミークラスに相当するが、座席感覚は広く、レッグスペースの余裕はかなりのもの (C) Rocky Mountaineer

レッドリーフはエコノミークラスに相当するが、座席感覚は広く、レッグスペースの余裕はかなりのもの (C) Rocky Mountaineer

ごく一般的な客車を利用。食事はすべて座席で供されますが、冷たいお弁当のようなものです。アルコール類は含まれず、すべて別料金。



<DATA>
Rocky Mountaineer
運行日:4月下旬から10月上旬にかけ、週2~4往復の運行。不定期で、コースにって異なるので、公式サイトで要確認
所要時間:バンクーバー~ウィスラーは3時間。その他のコースは1泊2日
座席タイプ:2階建て展望車と専用ダイニング(ゴールドリーフ)、1階建て展望車(シルバーリーフ)、エコノミークラス(レッドリーフ)
料金:バンクーバー~ウィスラー199カナダドル~、バンクーバー~カナディアンロッキー方面1259カナダドル~ 要予約
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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